安くてサービス内容が充実した宅配クリーニングはどれ?送料や会費も含めて分析

公開:2019.01.31 更新:2019.03.27

「安くて良い宅配クリーニングを探しているけれど、どこが良いのかわからない。」
「会費や送料を含めたら結局どこが安くなるのかわからない。」

そんな悩める人も多いと思います。

実は「安い宅配クリーニング」と一言で言っても、送料や会費、住んでいる地域によって価格が異なるため、一概に「〇〇が安い!」とは言い切れないのです。

そこで、いろんなケースごとにもっとも安い宅配クリーニングを計算して割り出しました。

ママエルスタッフが長時間かえて計算したので、ぜひ参考にしてください。

自分に合った宅配クリーニングはどれ?早見表

ここではまず、「どんな衣類を出したいか」「何を重視するか」に重点を置いて、状況に合った宅配クリーニング業者についてみていきましょう。

<自分に合った宅配クリーニングを見つけるための早見表>

どんな衣類? 何を重視する? おすすめのクリーニング
普段使い(シャツ・スーツなど) 即日受取やオプションを重視 リネット
安さを重視 ネクシー
季節毎で使いたい(コート・浴衣など) 温度と湿度を管理した保管ルームを所持 リネットプレミアムクローク
立体的な仕上げで型崩れしない プラスキューブ
職人が手作業で処理 リナビス

クリーニングと一言で言っても、シャツやスーツのように毎月出すような衣類もあれば、コートや浴衣など年に1回、季節毎に出すような衣類もあります。

そのため、それぞれにあったクリーニング店を使い分けることで、お得に利用することが可能です。

まずは、宅配クリーニングの2つのタイプについて把握し、クリーニングに出したいと思っている衣類がどちらにあてはまるのか考えてみましょう。

■シャツやスーツなど普段使いの衣類
1枚あたりの料金が安い、衣類の種類別で料金がわかれるタイプの宅配クリーニングがおすすめ。

■コートや浴衣など季節物の衣類
単品で出すと高くなる衣類もまとめて出すことで割安になる、衣類を複数まとめて出すタイプの宅配クリーニングがおすすめ。

クリーニングに求めるサービス内容別に比較

まずは今回ピックアップした宅配クリーニング5社の特徴を比較します。

どの業者も比較的安いので、クリーニングに求めるサービス内容別に宅配クリーニングを選んでみましょう。

  特徴
リネット ・スーツやシャツを出したい人
・いろいろなオプション加工を付けたい人
・出した衣類をすぐに受け取りたい人
・早朝もしくは夜遅くに受渡したい(東京23区のみ)など、利便性を求める人
ネクシー ・スーツやシャツを出したい人(メンズ・レディースOK)
・いろいろなオプション加工を付けたい人
・安く済ませたい人
リネットプレミアムクローク ・温度や湿度が管理された保管ルームで預かってほしい人
・最大8か月の長期保管が希望の人
・コートや浴衣など季節物の衣類を出したい人
・7点以下でまとめて出したい人
プラスキューブ

・立体的な仕上げで型崩れさせたくない人
・コートや浴衣など季節物の衣類を出したい人
・状況に応じて保管コースも選択したい人
・シミ抜きを無料で念入りにやってほしい人

リナビス ・無料保管サービス付きで利用したい人
・最新機器より職人の手仕上げにこだわりたい人
・大型倉庫で生地にやさしい自然乾燥が希望の人
・10点以上まとめて出したい人

普段使いの衣類を出したい人向け

シャツやスーツなど普段使いの衣類を出したい人向けなのが、衣類別に料金設定されているタイプの宅配クリーニングです。

年に数回しかクリーニングを利用しないのであれば近くのクリーニング店に出した方が安くなる場合が多いですが、頻繁に出す場合は、出したり取りに行ったりする手間が省ける宅配クリーニングがとてもおすすめです。

そんな宅配クリーニングの中でも今回特にお得な「リネット」と「ネクシー」を比較し、どちらが安いのか検証してみました。

衣類の種類  リネット ネクシー
※通常料金(会員料金) 
ワイシャツ 290円~  300円(250円)~ 
ジャケット  950円~  960円(810円)~
パンツ  660円~  660円(560円)~ 
セーター  590円~  660円(560円)~ 
カーディガン  780円~  660円(560円)~ 
ワンピース  1,230円~  1,100円(930円)~ 
コート  1,900円~  2,000円(1,700円)~ 
ダウン  2,280円~  3,000円(2,550円)~ 
学生服 670円~  660円(560円)~ 
浴衣  3,100円~  1,800円(1,530円)~ 

こうして表にしてみると、衣類の種類や出す頻度によって料金体系が異なるため、どちらが安いのかを断言するのが難しいことがわかります。

そのため、「こういう場合はこっちのクリーニングがおすすめ」というのがわかるように、出す衣類と出す頻度別に料金を計算してみました。

毎月出すタイプ

毎月出す場合は、リネットもネクシーも会員に入ったほうがお得です。

下記は、入会した場合の料金で計算しています(ネクシーはビジネスコースで計算)。

会費は年間会費を12月で割った料金で、リネットの会費は、入会するともらえる2,400円OFFクーポン分を年会費から差し引いて計算しています。

シャツ5枚+スーツ上下1組

  リネット(会員) ネクシー(会員)
シャツ×5  1,450円  1,250円 
ジャケット×1  950円  810円 
パンツ×1  660円  560円 
衣類分合計  3,060円  2,620円 
送料  無料
(北海道・沖縄は2,600円)  
1,620円
(東北は2,320円)
(北海道・沖縄は3,420円)  
会費  190円  150円 
合計   3,250円
(北海道・沖縄は5,850円)
4,390円
(東北は5,090円)
(北海道・沖縄は6,190円)  

ネクシーは3,000円以上で送料無料サービスとなるので、3,000円以下となる場合には送料がかかります。

そのため計算してみると、リネットのほうが安いという結果になりました。

シャツ10枚+スーツ上下2組

  リネット(会員) ネクシー(会員)
シャツ×10  2,900円  2,500円 
ジャケット×2 1,900円  1,620円 
パンツ×2 1,320円  1,120円 
衣類分合計  6,120円  5,240円 
送料  無料
(北海道・沖縄は2,600円)  
無料
(東北は無料)
(北海道・沖縄は3,420円)  
会費  190円  150円 
合計   6,310円 5,390円
(北海道・沖縄は8,660円)  

北海道・沖縄の人は、会員に入るのであれば送料が無料になるため、ネクシーよりもリネットを利用するほうが安くなります。

3ヶ月に1回出すタイプ

こちらは、季節毎にスーツを変えるなど、3ヶ月に1回クリーニングに出したい人におすすめの宅配クリーニング業者です。

入会した方がお得になる場合とならない場合があるので、入会した場合と入会しない場合の2パターンで料金比較してみました。

ちなみに、会費は3ヶ月分で計算しています。

シャツ5枚+スーツ1組

  リネット ネクシー
会員  通常  会員  通常 
シャツ×5  1,450円 1,250円  1,500円 
ジャケット×1  950円 810円  660円 
パンツ×1  660円 560円  960円 
衣類分合計  3,060円 2,620円  3,120円 
送料  無料
(北海道・沖縄は2,600円)
無料
(北海道・沖縄は2,600円)
無料
(東北は1,620円)
(北海道・沖縄は3,420円)
1,620円
(東北は2,320円)
(北海道・沖縄は3,420円)
会費(3ヶ月分)  570円  なし  450円  なし 
合計  3,630円
(北海道・沖縄は6,230円)
4,860円
(北海道・沖縄は5,660円)
3,070円
(東北は4,690円)
(北海道・沖縄は6,490円)
4,740円
(東北は5,440円)
(北海道・沖縄は6,540円)

北海道・沖縄以外の人は、ネクシーに入会したほうが安くなるので確認してみましょう。

ネクシーの会員は、スーツやシャツなど、ビジネスシーンで使うものばかりが対象の「ビジネス」と、すべてのアイテムが対象となる「メンバーズ」があります。

どちらも通常会員となり、送料に関しては同じ条件です。

シャツ10枚+スーツ2組

  リネット ネクシー
会員  通常  会員  通常 
シャツ×5  2,900円 2,500円 3,000円
ジャケット×1  1,900円 1,620円 1,320円
パンツ×1  1,320円 1,120円 1,920円
衣類分合計  6,120円 5,240円 6,240円
送料  無料
(北海道・沖縄も無料)
1,800円
(北海道・沖縄は2,600円)
無料
(東北も無料)
(北海道・沖縄は3,420円)
会費(3ヶ月分)  570円  なし  450円  なし 
合計 3,630円
(北海道・沖縄は6,230円)
4,860円
(北海道・沖縄は5,660円)
3,070円
(東北は4,690円)
(北海道・沖縄は6,490円)
4,740円
(東北は5,440円)
(北海道・沖縄は6,540円)

上の表からわかるように、北海道・沖縄の人にとって、リネットに入会するのがいちばん安い利用方法となります。

それ以外の地域の人は、ネクシーの入会がいちばん安くなっています。

年に4回以上の頻度で普段使いの衣類を出すなら「ネクシー(入会)」が安い

リネットは入会しても衣類のクリーニング代は変わらないが、ネクシーは会員に入ると衣類のクリーニング代が安くなるので、全体的に安くなる傾向にあります。

北海道・沖縄の人は送料で比較しよう

送料 リネット 1,300円~2,600円
ネクシー 3,420円
送料無料になる条件 リネット 会員 5,000円以上
通常 1万円以上
ネクシー 会員 6,000円以上
通常 6,500円以上

リネットの送料は1,300円~2,600円で、ネクシーの送料は3,420円となっているので、「送料はリネットのほうが安い」ということになります。

送料無料になる条件として、会員に入るならリネットの方が安くなりますが、会員に入らないならネクシーの方が安いということになります。

沖縄や北海道にお住まいの方は、サービス内容やクリーニング品質と併せ、送料や、送料が無料になる条件を比較しながら利用するのもおすすめポイントです。

また、保管付きサービスを利用するかどうかによっても料金が異なります。

保管期間や料金を知りたい方は以下の記事をご覧ください。

→人気宅配クリーニング5社を比較!これさえ見れば料金・サービス・特徴を一気に比較できる

季節物の衣類を出したい人向け

ここでは、コートやダウン類、浴衣など、季節物の衣類を出したい人向けの宅配クリーニングを紹介します。

衣類の種類によって料金が変わるタイプのクリーニングに出す場合、コートやダウンは2,000~3,000円/枚になるので、季節物の衣類はどうしても高くなってしまうのです。

でも、以下で紹介する宅配クリーニングなら、衣類の種類に関係なくまとめて出せるので割安に利用することができます!

  プラスキューブ  リナビス  リネットプレミアムクローク 
5点 8,500円
(1,700円/点)
7,800円
(1,560円/点)
なし
10点 1万6,000円
(1,600円/点)
1万800円
(1,080円/点)
20点 2万6,000円
(1,300円/点)
1万8,800円
(940円/点)
7点 なし なし 9,800円
(1,400円/点)
12点 1万6,800円
(1,400円/点)
18点 2万4,600円
(1,367円/点)

出したい衣類の点数によって、安い宅配クリーニングが異なるので、まずはクリーニングに出したい衣類を数えてから、用途照らし合わせてみましょう。

また、プラスキューブは一見高そうに見えますが、質の高いクリーニングが期待できます。

たとえば今回紹介したなかで、他のお客様の商品と洗わずに個別洗いしてくれるのは、プラスキューブだけです。

そのため、「他のお客様の洋服と一緒はイヤだ」という人には、とてもおすすめなのです。

まとめ

宅配クリーニング業者とひと口に言っても、仕上がりの状態や保証内容、注意事項、集荷の時間帯やNG商品項目など大きく違っている場合があります。

また、毛玉取りやシミ抜きなど同じ無料サービスを掲げていても、方法や汚れの落ち具合は全然違ったものになります。

大切な洋服だからこそ、セール価格や保管料金といった価格比較だけをせず、サービス内容や自分自身の要望と合っているかについても、しっかりとチェックしてみてくださいね。

この記事を書いた人
りょん
末っ子の娘が小学生になり、少しはゆったり過ごせるかと思いきや、バタバタな毎日を送っているシングルマザーです。 限られた収入の中で、子どもの習い事や教育の問題はとても深刻。日々悩みながら、それでも楽しく、娘にとっての「ベスト」を模索しています。

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