ロボット教室を辞めた家族から学べ!辞めた理由と失敗しない教室の選び方
2020年のプログラミング必修化に向け、小学生や未就学児の保護者の間では、ロボット教室の話題が出ることも多くなっているようです。
しかし、ほかの習いごとや学習塾との兼ね合いで月謝が負担になったり、授業内容や指導者との相性が悪かったりで、「ロボット教室へ通わせてはみたものの、辞めてしまった」という人がいるのも事実です。
実際にロボット教室を辞めてしまった人たちの原因を詳しくみていきながら、失敗しない教室選びとはどういったものなのか、そのポイントを絞っていきましょう。
ロボット教室とは
IT化が進む中で徐々に注目されつつあったロボット教室ですが、小学校でも2020年からプログラミング教育が必修化されることで、さらに脚光を浴びることとなりました。
ロボット教室の特徴は、「ロボットを作りながら楽しくプログラミングについて学べる」ということです。
そのため、まだまだ小学生が対象ではあるものの、未就学児を持つ保護者の間でも「ロボット教室に通わせたい」というニーズが広まっています。
また、好奇心や発想力を高めてくれる教材や、ロボットを作り上げることで得られる達成感など、ロボット教室ならではのメリットもたくさんあります。
こういった経験や学びの効果が、ほかの勉強の成績アップにつながることが多いのも、ロボット教室が人気であるひとつの理由です。
とはいえ、辞めてしまった人がいるのも事実です。
では、どういった理由でロボット教室を辞めてしまう人が多いのか、次の項目で詳しくみてみましょう。
ロボット教室を辞めた人が語る、辞めた理由とは?
ロボット教室に「通わせたい」「通いたい」と思ってはじめたにもかかわらず、残念ながら辞めてしまった理由には、一体どんなものがあるのでしょうか?
実際の体験談などから、理由を詳しくみていきましょう。
ケース1:遠い、通うのが大変になったから
インターネットサイトで見つけて申し込みましたが、実際に通ってみると遠くて通うのが大変でした。
やっぱり無料体験に行って、通える距離かどうかもきちんと見極めるべきだと思います。
ケース2:授業に追いつけなくなったから
本格的なプログラミングを学ばせたいと思って通わせたロボット教室でしたが、子供は授業についていけなかったようです。
いまは反省して、プログラミング学習キットの中にブロックが入っているような、もう少し簡易な教室に通わせています。
ケース3:ロボット製作よりプログラミングに興味をもったから
最初は楽しんでいたロボット製作も、だんだんと簡単になりすぎて、本格的なプログラミングに興味を持つようになりました。
最初から、コースがたくさんあり、本格的なプログラミングも学べるロボット教室にしておけば良かったと思っています。
ケース4:先生と合わなかったから
先生の指導のやり方や教育方針が息子と合わず、本人が辞めたいと言いました。無料の体験授業を受けておけば良かったと後悔しています。
ママ友の紹介で通いはじめましたが、私たち家族が大切にしている教育観と教室の教育観が大きく違っていたため、辞めました。
ケース5:金銭面的に、経済的に負担が大きくなっていったから
最初からわかってはいたものの、入会金や授業料のほかに、ロボット代や教材費なども結構かかるので、ほかの習い事の月謝とも重なってだんだんと負担になっていきました。
教室を何ヶ所も無料体験したにもかかわらず、「入会金無料」など料金面ばかり比較して、肝心の体験内容も含めた比較ができていなかったようです。料金の割に内容が薄く、金銭面での負担だけを感じるようになりました。
ケース6:転勤や引っ越しがあったから
子供も楽しんで教室に通っていたのですが、転勤が決まったので仕方なく教室を辞めました。教室が全国にあるようなロボット教室に通わせておけば、辞めなくても済んだかも?と後悔しています。
ケース7:進学や受験、塾との併用が厳しくなったから
中学受験の勉強が忙しくなり、ロボット教室に通うのをあきらめることにしました。子供は嫌がっていましたが、仕方ないですよね。
ケース8:部活やクラブが忙しくなったから
部活の時間が長くなって、通わせることができなくなりました。授業時間が多く、選択肢の多い教室を選んでおけば良かったと、本人も後悔しています。
長く続けるためには…
こうして見てみると、ロボット教室を辞めた理由はさまざまだということがわかります。
しかし無料体験などへ行き、教室の雰囲気や方針を確信し、子供としっかりと話し合うことで、ある程度は「辞める」ことを回避できるでしょう。
転勤の多い方は、全国にたくさん教室を持つロボット教室を選択することで、転勤先でも同じ系列の教室に通うことができます。
また、金銭的な負担で辞めるということを防ぐためには、毎月の授業料以外にかかるテキスト代や教材費などが少ない教室を選ぶとベストです。
ロボット教室に通っている人が語る、通う理由とは?
ケース1:ブロックを使ったロボット作りが楽しい
レゴで遊ぶような感覚でロボット作りができるから、子どもは楽しいみたいです。
本人は気づいていないみたいだけど、「こうしたい」と考えて、それを実現するためにはどうしたらいいかを考える力がついてきたと思います。親としてとても嬉しいです。
ケース2:自分の実力やレベルを知ることができる
全国大会やコンテストがあるので、自分の実力やレベルを知ることができるようです。
最優秀賞を目指して頑張っている息子を、家族で応援しています。
コンテストにも種類がたくさんあり、全部のコースを制覇したいと思っているようです。
ケース3:学ぶ教室の雰囲気が良い
学習する部屋が教室という感じではなく、カラフルで楽しい、まるでオシャレな家のような雰囲気になっています。とても通いやすいです。
ケース4:遊びながらしっかりと学べる
遊びながら学び、体験することで、子どもの可能性を引き出してくれる仕組みになっていると思います。それに急に難しいことをせず、ステップを踏んでくれるので、自然と子供の身になっているようです。
ケース5:先生が面白い
無料体験のときの先生の教え方がとても上手で、ロボット製作に関係する面白い話もたくさんしてくれたそうです。そんな先生とウマが合った娘は、毎日楽しく教室に通っています。
ケース6:毎月の料金がリーズナブル
公文式とピアノを習わせていますが、ヒューマンアカデミーロボット教室は授業料の1万800円以外かからないので、毎月の出費がわかりやすく通わせやすいです。料金もリーズナブルで嬉しいです。
ケース7:中学受験にも役立った
通い始めたのが中学受験の1年前だったので「勉強が遅れるのでは?」との不安もありましたが、ロボット教室に通いはじめてから、なんと他の教科の成績も上がって驚いています。
本人いわく、ロボット教室で学んだ、プログラミング的思考が役立ったのだとか。
ケース8:女の子も多い
「ロボット教室って、男の子ばっかりかな?」と思っていたけれど、体験に行くと女の子も多く安心しました。生徒数の多いヒューマンアカデミーのロボット教室だからかもしれませんが…
ロボット教室のデメリット
ロボット教室を辞めた理由や、ロボット教室に通う理由について詳しくわかったところで、ロボット教室のデメリットについても少し触れてみましょう。
・遊んでいるのか学んでいるのかわからない
・費用が高い
ただ、すべての教室に上記のデメリットがあてはまるわけではありません。
保護者の負担を減らすために、一度購入したロボットを繰り返し何度も使うような教室もありますし、しっかりと学べているということを実感するために、いくつものプログラミングコースが用意されている教室もあります。
例えば、ヒューマンアカデミーロボット教室がおこなっている、ベージックコースやミドルコース、アドバンスコースなどのコース分けも、自分自身の変化やレベルアップを実感できる工夫といえます。
また、生徒同士で自分の作ったロボットについて語り合ったり、アイデアを出し合ったりして、コニュニケーション能力を高めているような教室もあります。
ロボット教室のメリット
ロボット教室のメリットを知ることで、デメリットを払拭させる材料になることもあります。
「ロボット教室に通わせたいけど悩んでいる」という方は、ぜひ、参考にしてくださいね。
・創造力や問題解決力がつく
・空間認識能力がつく
・論理的な説明力がつく
・手先が器用になる
・自信がつく
・いろんな物に興味を持つようになる
・片付けが上手になる
・算数や理科が得意になる
・将来の夢が見つかるかも
・達成感が得られる
ロボット教室では、ほかの習い事では得られにくいような物事が学べるメリットがあります。
例えば、物事をルールに従って説明していく「倫理的な説明力」や、イメージしたものを自由自在に動かすことのできる「空間認識能力」などです。
また、手先が器用になり、細かいパーツを片付けるうちに片付けが上手になります。
ロボットを最後まで作り上げることで達成感も得られますし、数字に触れたり科学的な考えに触れたりすることで、算数や理科が得意になります。
そして、ロボットに触れ、プログラミングを学んでいくことで、IT化が進む日本の将来を見据えた夢が見つかるかもしれません。
まとめ
近年、通わせたい習い事の上位にも挙がっているロボット教室ですが、「通わせてはみたものの、ロボット教室を辞めた」という人がいるのも事実です。
教室に長く通ってしっかりとした力を身につけるためには、入会時や月々に必要な費用をよく知り、教室の場所や雰囲気、教育方針などを知っておく必要があります。
また、子どもにたくさんの知識を学ばせようといきなり難しい内容を学ばせると、授業内容についていけなくなることもあります。
今回紹介した、ロボット教室を辞めた理由や通い続ける理由、ロボット教室のメリットやデメリットも参考にしながら、失敗しない教室選びをおこなってくださいね。