人気ロボット教室の費用や授業内容を徹底比較!これさえ見ればピッタリの教室がきっと見つかる

公開:2018.10.12 更新:2018.12.11

「ロボット教室に子どもを通わせたい」というニーズが増えるのとともに、ロボット教室の数も増え、どの教室に通わせればよいのかわからないという保護者の方も多いようです。

どの教室も月謝にはそれほどの違いはないものの、入会金を含めた初期費用や学習環境、学習方法などは教室によって大きく違ってきます。

今回は数あるロボット教室の中から、おすすめの6教室をピックアップ、それぞれの教室の特徴や気になる料金面について徹底比較してみました。

2020年から小学校で必修化されるプログラミング教育開始までに、基礎的なことを身につけさせたいと考えている、ママ&パパは必見です!

今回紹介するおすすめロボット教室6選

ヒューマンアカデミーロボット教室

こんな人におすすめ!
・費用を抑えたい人
・引っ越しの予定がある人
・都会から離れている人
・グループワークをさせたい人
・家にロボットを増やしたくない人

一度作ったロボットはパーツをバラして作り直すので、家にロボットが増えることもなく、新たに教材費がかかることもありません。親としては嬉しいですよね。

47都道府県すべてに教室があり、都道府県によっては何校も教室があるため、転勤が多い家庭の子どもたちや、学校に通いづらくなっている不登校の子どもたちにとっても通いやすくなっています。

ブロックを組み立てる感覚でロボットを製作していくため、興味や創造力を高めながらプログラミング学習に取り組むことができます。

また、黙々と作るだけでなく、ヒューマンアカデミーロボット教室では、グループワークの時間もあるため、コミュニケーション能力も身につきます。

ベーシックコースだけでなく、ミドルコースやアドバンスコースなどもあり、子どもの年齢に合わせたコースを受けることができ、さらに子どもが自分のレベルアップを実感できるので自信にもつながります。

→ヒューマンアカデミーロボット教室の魅力や料金

ArTecエジソンアカデミー

こんな人におすすめ!
・プログラミングも学ばせたい人
・家にロボットを増やしたくない人

プログラミング重視のロボット教材を使って学習する、本格的なプログラミングスクールです。

偏差値アップを考えている場合や、将来は理数系へ進みたいという希望のある場合にもおすすめです。

プログラミング言語をただ入力するだけでなく、子どもでも「リスト」や「関数」、「変数」など、本格的なプログラミングに挑戦できるようなソフトを使用しています。

制作したロボットなどを発表する機会があるため、プレゼンテーション能力も磨くことができます。

また、同じキットを使いまわしてロボットを製作するので、ロボット代も初回しか発生せず、家にロボットが増えていくこともありません。

LITAKICOワンダー

こんな人におすすめ!
・おしゃれで自由な教室で学ばせたい人
・ロボット以外の製作にも取り組んでほしい人
・東京、神奈川にお住まいの人

「THE 教室」というような机と椅子の配置ではなく、一般的な授業風景とは違った、自由にのびのびと学べる雰囲気が人気です。

教室もカラフルで温かみを感じるインテリアになっているため、講師との距離も近く感じられ、質問や会話がしやすくなります。

未来の遊園地などでも有名なチームラボ株式会社の代表取締役や、次世代型電動車椅子を開発しているWHILL株式会社のCEOなども推薦している人気の教室です。

トゥルースアカデミー

こんな人におすすめ!
・幼児期から通わせたい人
・少人数制のクラスに通わせたい人
・教育にも力を入れて教えてほしい人

多くの教室が小学生以上の子どもたち対象となっている中、幼児のころから通うことができるという特徴があります。

もちろん幼児はロボット製作ではなく、まずはブロックを使って学ぶことからスタートするので、遊びながらプログラムを学ぶことができます。

「日本から世界で真に活躍できる人材を育成すること」を目標に掲げている教室です。

これまでの日本の教育と同じような詰め込み型の知識ではなく、世界標準で評価されるような学習をおこなっています。

具体的には、国際的な学力評価として認識されている「生活の中で直面するいろいろな場面で、もっている知識や技能を、どれぐらい活用できるか」を評価するPESA調査で、高い「PISA型学力」評価を身につけられるような学びです。

Crefus(クレファス)

こんな人におすすめ!
・費用は少し高いが本格的に習わせたい人
・プログラミングにも力を入れたい人
・実績のある教室に通わせたい人

クレファスの授業は小学校でも採用されているほどで、子どもたちの興味を高める学習内容で、わかりやすいものになっています。

2003年にロボット科学教育をはじめてから、14年という長きにわたる実績やノウハウもあるスクールです。

世界最大規模で国際的なロボットコンテスト、「FLL」に初年度から参加し、毎年世界大会に代表チームを輩出している実績もあります。

タミヤロボットスクール

こんな人におすすめ!

・学校でも使用されるソフトを使ってプログラミングを教えたい人
・プログラミングにも力入れたい人
・グループワークをさせたい人

実践的な機械技術やプログラミングの基礎を、しっかり学ぶことができます。

学校でも実際に使われている子ども向けプログラミングソフト「IchigoJam」を使ってプログラミング講習やワークショップを、全国でおこなっているためイベント感覚で参加でき、しっかりとした学びが得られると評判です。

平成28年度第2次補正予算「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」に係る提案公募にも選定されています。

黙々と作業するだけでなく、競技会や発表会、共同作業などのコミュニケーションも大切にしている教室です。

6つの項目で比較

実際にロボット教室に通わせるとなると、ほかの習い事や学習塾との兼ね合いなどもあり、入会時に必要な費用や月々の授業料はとても気になるところですね。

各教室で必要な費用についても、詳しくみていきましょう。

費用

※月2回通った場合

教室名 費用 内訳
ヒューマンアカデミーロボット教室 入会時必要
【計:4万2,580円】
入会金:1万800円
ロボット代:3万780円
毎月必要
【計:1万260円】
月謝:9,720円
テキスト代:540円
ArTecエジソンアカデミー 入会時必要
【計:約4万5,800円~5万4,800円】
入会金:1万800円
教材費:2年間で約3万5,000円~4万4,000円
(教室によって異なる)
毎月必要【計:約9,000円~1万4,000円】 教室によって月会費が不要なところなど、月謝が異なる
LITAKICOワンダー
※コースによって別途購入が必要な教材あり
入会時必要
【計:5万~】
入会金:1万6,200円
ロボット代:(例)6万156円
(コースによってはもっと安い)
毎月必要
【計:1万4,580円~】
授業料:1万800円
材料費:1,080円
教室運営費:1,620円
トゥルースアカデミー
※ベーシックⅠの場合入会時必要
入会時必要
【計:6万1,387円~】
教材費:5万7,283円
アダプター:4,104円
毎月必要
【計:1万1,120円~】
月謝:9,720円
システム費:1,400円
Crefus(クレファス)
※コースや教室によって異なる
※月3~4回通った場合
入会時必要
【計:約4万円~】
入会費:1万6,200円
ロボット代:2万~6万
(コースによって異なる)
毎月必要
【計:1万1,720円~】
クレファスは高学年になれば自習が自由(無料)なので、授業日以外に自主的にロボット製作などができる
(ただし教室による)
月謝:9,720円
システム費:1,400円
タミヤロボットスクール 入会時必要
【計:2万1,600円~】
入会金:2万1,600円
(コースによって異なる)
毎月必要
【約8,000円~1万円】
追加教材が必要な場合は、+1,620円~1万6,740円
(コースによって異なる)
授業料:約7,000円~9,500円
教材費:1,460円
(コースによって異なる)

授業料のみの場合は、月1万円前後と大きな違いはみられませんが、ロボット代や教材費などを併せると、月々にかかってくるお金はずいぶん変わってきます。

また、入会時にかかるお金も、教室によってずいぶん違います。

入会時にはまとまったお金が必要でも、長く続けるなら月々にかかるお金は安いほうが、親としては有難いですよね。

そうなってくると、一度ロボットを購入すれば、そのロボットをずっと使い続けることができるヒューマンアカデミーロボット教室がお得な印象を受けます。

対象年齢(推奨年齢)

教室名 年齢
ヒューマンアカデミーロボット教室 小1~
ArTecエジソンアカデミー 小4~
※小1~3は「ArTec自考力キッズ」
LITAKICOワンダー 年長~
トゥルースアカデミー 年少~
Crefus(クレファス) 年長~
タミヤロボットスクール 小2~

多くのロボット教室は小学生からが推奨年齢になっていますが、トゥルースアカデミーは年少から通えます。

小さい頃から通わせるなら推奨年齢も確認して教室を選びましょう。

通う頻度

教室名 回数
ヒューマンアカデミーロボット教室 月2回、各90分
ArTecエジソンアカデミー 月2回、各90分
LITAKICOワンダー 月2回、各90分
(月4回コースもあり)
トゥルースアカデミー 月2回、各90分
Crefus(クレファス) 年間40~42回
月3~4回
タミヤロボットスクール 月2回、各90分

ほとんどの教室が週に1回(月に1回)通わせたい方は、通う頻度に合わせて教室を選ぶようにしましょう。

また、回数によって費用も異なるので、入会前には確認が必要です。

教室数

教室名 回数
ヒューマンアカデミーロボット教室 1200教室以上
ArTecエジソンアカデミー 800教室以上
LITAKICOワンダー 東京都と神奈川県に全13教室
トゥルースアカデミー 東京都に全3教室
Crefus(クレファス) 60教室以上
タミヤロボットスクール 110教室以上

辞める理由の上位に「教室が遠く、通うのがしんどくなった」という意見があります。

習い始めは遠くても気にならないかもしれませんが、何ヶ月も続くと厳しくなるようです。

教室を選ぶときには、家と教室の距離にも十分注意して決めると長く続くでしょう。

コース紹介

教室名 コース・授業内容の紹介
ヒューマンアカデミーロボット教室 全部で5つのコースから選べる。
写真や図面が書かれたテキストを見ながら基本製作をおこない、完了後、グループワークなどを交えながらオリジナル仕様にしていく。
ArTecエジソンアカデミー 全部で40カリキュラム。
毎月1体のロボットを組み立てるので、40カリキュラムを満了するまで3年4ヶ月かかるが、3年目以降はより高度なロボット製作にチャレンジする「エキスパート編」も用意されている。
LITAKICOワンダー ロボット製作と簡単なプログラミングを学ぶ「ロボットクリエイトコース」と、さらに高度なプログラミングを扱う「ロボットテクニカルコース」がある。
その他にも、ゲームを作る「ゲーム&アプリプログラミングコース」や、さまざまな物を作る「デジタルファブリケーションコース」がある。
トゥルースアカデミー ロボット製作はもちろん、レゴなどのブロックで楽しく学ぶコースが24コース以上
Crefus(クレファス) 全部で16コース。
単純なロボットからセンサーやプログラミングなどを使う複雑なロボットまで、コースに分かれて製作できる。
タミヤロボットスクール ロボットを使ってプログラミングを学ぶ「ロボットプログラミングコース」と、試行錯誤を繰り返し、自分だけのオリジナルロボットを製作する「メカニックコース」の2つのコースに分かれる。

コース内容は教室によっても異なることがあります。

無料体験に参加して、確認するようにしてください。

大会やコンテスト

教室名 コース紹介
ヒューマンアカデミーロボット教室 ヒューマンアカデミー主催の「ロボット教室全国大会」や「ロボプロ全国大会」がある。
ArTecエジソンアカデミー ロボット競技会「URC」への参加が可能。
LITAKICOワンダー 国際的なロボットコンテスト「WRO」に、LITAKICOワンダーに通う小学生コンビが、日本代表として挑戦した実績がある。
トゥルースアカデミー 「RoboRAVE東日本大会」や「NESTロボコン2018」などに参加可能。
Crefus(クレファス) クレファス卒業生が、ものづくり日本大賞の内閣総理大臣賞を受賞した実績がある。
タミヤロボットスクール とくに記載なし。

子どものモチベーションにつながると人気のロボット大会。

教室によっては独自で開催しているところもあれば、全国や世界的な大会に毎年出場しているところもあります。

ただし全国規模になると、出場費や交通費もかかってくるので、注意が必要です。

おすすめは「ヒューマンアカデミーロボット教室」

使用するプログラミング学習キットには、世界初の対話できるロボット宇宙飛行士「KIROBO」を製作し、ロボット業界で有名な高橋智隆先生監修のロボットを採用しています。

また、高橋先生監修の教材ブロックを使ったプログラミング学習では、立体の物を頭の中で自由にイメージできる「空間認識能力」を身につけられる仕組みになっているのです。

さらに生徒同士で話し合うことでコミュニケーション能力がつくなど、ヒューマンアカデミーロボット教室には、たくさんのメリットがあります。

入会時に必要なお金は約5万円と高いですが、ロボットの購入も入会時の一回だけなので、月々の費用は他の教室と比べても1万円800円とリーズナブルです。

→ヒューマンアカデミーロボット教室の魅力や料金

まとめ

IT人材の募集もどんどんと増える中、2020年には小学校でプログラミング教育が必修化されるなど、ロボット教室やプログラミング講座の価値もだんだんと高まってきています。

教材キットの内容や費用、指導内容などは教室によって大きく違うため、教室選びはとても重要です。

費用面はもちろん、教室の場所や教室までの交通手段、授業内容や指導方針などにも着目して、子どもにぴったり合った教室を選んであげましょう。

無料体験入学などで実際に体験して、お子様が「通いたい!」と思えるような教室を見つけることが、長続きするコツです。

今回紹介した、口コミや評判の良い6教室のそれぞれの特徴や料金面についての比較を参考に、無料体験授業や無料プログラミング体験会などに参加してみてくださいね。

この記事を書いた人
りょん
末っ子の娘が小学生になり、少しはゆったり過ごせるかと思いきや、バタバタな毎日を送っているシングルマザーです。 限られた収入の中で、子どもの習い事や教育の問題はとても深刻。日々悩みながら、それでも楽しく、娘にとっての「ベスト」を模索しています。

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