小学生におすすめのプログラミング教室

公開:2018.11.21 更新:2018.12.11

2020年から必修化されるプログラミング教育対策のため、小学生や保護者の間で人気が高まっているのが、プログラミング教室とロボット教室です。

とくにプログラミング教室は、ゲーム好きの子どもたちが興味や感心を持つような工夫がなされている場合が多く、初心者でも楽しみながらスキルアップすることができると人気です。

今回は、そんなプログラミング教室のなかでもおすすめの教室や、具体的な教室の選び方についてレクチャーしたいと思います。

教室選びのときの参考になさってくださいね。

プログラミング教育が小学校でもスタート

プログラミング教育をはじめる目的

2020年から小学校で必修化されるプログラミング教育ですが、どんな内容の勉強をするのかは、あまり知られていないようですね。

そこで、プログラミング教育を導入した文部科学省の狙いについて、具体的に説明していきます。

プログラミング教育の4つの狙い

①「プログラミング的思考」を育成する

②コンピュータが身近な生活のなかで活用されたり、その情報技術によって支えられたりしていることに気づき、さらに問題解決に必要な手順があると気づくこと

③今よりも良い社会にするために、コンピュータなどを上手に活用し、問題を未然に防いだり解決したりできるような態度や考え方を養いながら育てること

④今までの国語や算数といった各教科にプログラミング教育を組み込んでいくことで、各教科とプログラミング相互の学びを、より確実にすること

プログラミング的思考とは

「こんなふうにしたい」と考えていることを実現させるために、物事の動きをひとつひとつの動きをよく知り、どのように動きを組み合わせ、どこをどのように改善するべきかを考えることです。

また、こういった手順やルールに沿った考え方を「論理的思考力」と言い、プログラミング的思考の重要な構成要素のひとつでもあります。

授業への取り入れ方

プログラミングという単体の科目が追加されるのではなく、算数や音楽などの各教科の授業にプログラミング教育を取り入れていく学習スタイルです。

たとえば、算数の場合、プログラミングツールを使って正三角形を作ったり、音楽であれば簡単なリズムの演奏や反復したリズムを作ったりします。

→小学校でのプログラミング教育が2020年にいよいよ開始!その具体的な内容とは?

おすすめの小学生向けのプログラミング教室

プログラミング教室の数も増え、「どの教室に通っていいのかわからない」という保護者も多いようです。

ここでは、おすすめのプログラミング教室と、各教室の具体的な特徴についてみていきましょう。

おすすめ教室

ヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室

文部科学省が目標とする「プログラミング的思考」を身につけられるだけでなく、「判断力」や「思考力」、「表現力」や「集中力」も身につけられるカリキュラムとなっています。

イラストつきのわかりやすいオリジナル教材を使用していたり、パソコンを使ったことがない子どもたちでも学びやすいよう工夫がなされていたりするので、学びやすいと評判です。

また、単純にテキストに沿って学ぶだけではなく、自由にプログラミングできる時間などもあるため、創造力や論理的思考力が高まります。

ロボット教室では、はじめてプログラミングを学ぶ人向けの「ベシックコース」をはじめ、「ミドルコース」、「アドバンスコース」など、無理なくステップアップできるコースも準備されています。

→ヒューマンアカデミーのこどもプログラミング教室の3つの魅力と授業内容

Tech Kids School

毎月の授業料が2万円ちょっとで高めの設定ではあるものの、日本の現役IT企業「サイバーエージェント」が運営していることもあり、人気のあるプログラミング教室です。

対象年齢は小学校入学時の6歳からで、マウスの使い方などパソコンの基本操作から学び、段階を踏んでWebアプリ開発といったエンジニアに必要とされている技術まで習得することができます。

小学校を卒業したあとには、中高生向けのコース「Life is Tech !」へ移り、さらに深く学ぶことができるのもメリットです。

また、早稲田や慶応といった有名大学在学中、もしくは卒業生のお兄さんお姉さんが指導するで、子どもたちが話しやすく質問しやすい雰囲気となっています。

Tech Kids Schoolでは授業体験だけでなく、生徒以外でも参加できるイベントも開催しているので、気になる方は開催案内情報をチェックしてみてくださいね。

→「Tech Kids School(テックキッズスクール)」で本格的なプログラミングを学ぼう

オンライン教室

学習塾や習い事との兼ね合いもあって、プログラミング教室に通わせるだけの余裕がないという場合は、下記のようなオンライン教室もおすすめです。

スマイルゼミ

専用タブレットを使った通信教育で有名な「スマイルゼミ」が、プログラミング学習も開始し話題となっています。

命令が書かれたブロックを並び替えてキャラクターを動かすといった簡単な動作から学べるので、子どもたちが自分で学ぶことができ、保護者のプログラミング知識も不要です。

また、「みまもるネット」という機能があるので、忙しいママやパパも空き時間に、お子様の学習状況を確認することができます。

各教科のなかにプログラミング教育を組み込み、プログラミング的思考を養うといった点が、文部科学省がおこなう学校でのプログラミング教育と重なっている点も人気です。

→スマイルゼミでもプログラミング学習が開始!学習内容と口コミを調査

D-SCHOOL

小学生から大人まで大人気のゲーム「マインクラフト」をしながら、プログラミングが学べるオンライン授業が人気です。

ただ単純にゲームにハマっている子どもたちを見ると、つい心配になってしまうというのが親心ですが、「ゲームと同時にプログラミングが学べるなら話は別」ですよね。

また、プログラミングとともに英語が学べるコースや、専用のブロックを使ってロボットづくりをしながらプログラミングを学ぶコースも人気があります。

オンライン授業なので、授業回数に制限がなく、「学びたいときに学べる」というのも大きなメリットです。

→大人気のマイクラでプログラミングが学べるとウワサの「D-SCHOOLオンライン」の実態とは

教室の選び方

授業内容

ロボット製作を進めながらプログラミングを学ぶ教室なのか、プログラミング言語を本格的に学ぶ教室なのか、教室によって授業内容はそれぞれ違います。

子どもにどんなことを身につけてほしいのか、子どもがどんなことをやってみたいのか、よく考えて選ぶことがポイントです。

また、プラグラミング教室と同じぐらい保護者の間で話題となっているのが、ロボット教室ですが、「子ども向けのお遊びのようでピンとこない」という保護者も多いようです。

しかし、手先を動かすのが好きなお子様や、ものづくりが好きなお子様にはロボット教室のほうが向いている場合もあります。

教室にもよりますが、ロボット教室でもプログラミング教育をしっかりとカバーできますし、本格的なプログラミングを学ぶこともできます。

→プログラミングも学べる子ども向けロボット教室とは?これさえ読めばすべてまるわかり

費用

プログラミング教室の月謝の相場は1万~1万5,000円ぐらいなので、習い事のなかでも決して安いとは言えません。

ヒューマンアカデミーこどもプログラミング教室」はロボット教室の中でも比較的に安く、おすすめです。

マウス操作などの基礎からゲーム開発ができるまでの知識や技術を身につけることができるという点も、おすすめポイントです。

通いやすさ

長く通うことを考えているなら、教室までの距離も大きくかかわってきます。

はじめは遠くても苦にならないかもしれませんが、何年も通っていると、遠い教室に通うのが大変になってきます。

子どもが1人で通えるところであれば親の手はかかりませんが、距離によっては道中が不安になりますね。

そうは言っても、親の送迎が必要な教室になると、習い事の時間になる前に仕事や予定を切り上げないといけないので毎日だと負担になります。

通いやすい立地の教室を選びましょう

近くに通いやすい教室がない場合は、学習への取り組み状況などがチェックできる「みまもるネット」機能がついている、オンライン教育のスマイルゼミがおすすめです。

先生・教室と子どもとの相性

授業内容や料金、場所が良くても、子どもと教室の雰囲気が合わなければ結局は続きません。

子どもにイヤイヤ習い事に通わせると、プログラミング自体が嫌いになってしまう可能性もあります。

まずは体験授業を受けて、授業風景や教室の雰囲気、講座内容や先生との相性などをチェックしましょう。

まとめ

プログラミング教室とひと口に言っても、カリキュラムや教材は、各教室によってかなり違っています。

まずは各教室のサイトを閲覧し、開講クラスの対象年齢や学習コースといった情報を集めたり、体験授業受付の日程や無料体験の申込み方法を確認したりしてみましょう。

今回記事のなかで紹介したプログラミング教室はおすすめではありますが、最終的には、お子様との相性や将来の希望によって選ぶのがいちばんです。

長続きさせるためにも、お子さんとよく話し合って決めてくださいね。

この記事を書いた人
りょん
末っ子の娘が小学生になり、少しはゆったり過ごせるかと思いきや、バタバタな毎日を送っているシングルマザーです。 限られた収入の中で、子どもの習い事や教育の問題はとても深刻。日々悩みながら、それでも楽しく、娘にとっての「ベスト」を模索しています。

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