小学生に人気の習い事ランキングTOP15
子どもが小学校にあがると同時に考えるのが、子どもに通わせる「習い事」についてはないでしょうか。
「習い事をさせたいけれど、種類が多すぎてどれを選べば良いかわからない」と、なかなか決めかねているママもきっと多いはず。
そこでママエルでは、小学生の習い事をランキング形式でまとめました!
各習い事の人気の理由や、習い事をするメリットとデメリット、月謝相場についてもご紹介しています。
小学生に人気の習い事ランキング
ランキングTOP15
今回は、リクルート運営の「ケイコとマナブ.net」の【子どもの習い事ランキング2017年】を使って、小学生に人気の習い事ランキングを調査してみました。
ランキングと同時に、各習い事の学習内容や人気の理由についてもまとめています。
水泳
水泳は、体育の授業で取り入れている学校も多いことから、ランキング上位となっています。
「小学校に入るまでに水に慣れさせたい」「体力をつけさせたい」「授業で苦労しないよう、最低限の泳力を身に付けさせたい」と考えるパパママが多いようです。
英語・英会話
小学校の授業で英語が必修科目になるという話題から、幼少期から英語に触れさせたいパパママが多いです。
ほとんどの英会話教室では無料体験を行っていることが多いので、その際に先生の英語力や指導力をチェックしましょう。
また、家でいつでも英語を学べるオンライン英会話も今人気を集めています。
→小学生向け・中学生向けのおすすめオンライン英会話TOP5
→小学校中学年から英語教育が本格スタート!新しい英語教育改革とは?
ピアノ
音楽の基礎が身につくピアノは、リズム感を養うのにぴったりの習い事です。
幼稚園の先生がピアノを弾いてくれるのを見て、子ども自ら興味を示すケースも少なくありません。
また、女の子だけでなく、男の子にも習わせたいと考える親御さんも多いですよ。
書道
学校の授業で昔から行われているため、習い事としての人気も高いです。
美しい字を書くための基礎をしっかり教えてもらえますし、一筆一筆丁寧に書くことで集中力も身に付きます。
学習塾・幼児教室
文部科学省が平成28年度に行った「子どもの学習調査」によると、私立小学校に通う子どもたちの70%が学習塾に通っていることが分かりました。公立小学校でも、40%の子どもたちが通っています。
学習塾や幼児教室に通うことで、学力が向上します。
学校の授業を確実に理解するためのサポートとして習わせるパパママも多いようです。
体操
体操教室は、お友達と一緒に和気あいあいとした雰囲気の中、ゲーム感覚で習わせられることで人気です。
子ども自身が運動に興味がなくても習わせやすく、子ども自身も楽しみながら体力UPができます。
また、学年が上がると、個人のレベルに合わせて難易度の高い技も身に付けられるなど、内容がさらに本格的なります。
サッカー
男の子から圧倒的に人気の運動系習い事と言えば、サッカーです!
サッカー教室は、テレビで試合を見たり、パパママがサッカー好きだったりと、日常生活の中でサッカーに触れる機会が多いです。
そのため、子どもが自ら「やりたい!」と言ったのをきっかけに習わせる人も多数います。
そろばん
今でこそなかなか馴染みがありませんが、昔はそろばんが定番の習い事でした。
そろばんを習うことで自然と暗算が身に付き、計算力が養われます。
また、そろばんの平均月謝は4,000円からとリーズナブルです。教材も4,000円程度のそろばん1つ購入するだけなので、「お金がかからない」というのも、パパママから人気の理由となっています。
その他のスポーツ
剣道、野球、バスケットボール、バレーボール、スケートなど、スポーツ系の習い事はたくさんの種類があります。
どれも運動能力を養うには最適の習い事ですね。
子どもが興味を持ったものや、パパママが昔やっていたスポーツ始めさせる場合が多いです。
ダンス
文部科学省が中学校学習指導の改定をしたことから、平成20年から中学校でのダンス授業が必修化となりました。
それをきっかけに、小学生のうちからダンスを身に付けさせたいという親御さんが増え、習い事としても現在も人気上昇中です。
空手
空手は、体力の向上はもちろん、精神面も同時に鍛えられるスポーツです。
また、正しい礼儀作法やあいさつも身につくことから、幼少期から入門させるパパママもいます。
リトミック
赤ちゃんのうちから音楽に触れられるリトミック教室。
小学生になると、音符の読み方を覚え、他の楽器も使うようになり、創造力や音楽表現がグンと伸びます。
ただ音楽を習わせるのではなく、感性や思考力も成長させたいと習わせる人が多いです。
→幼児教育として人気の「リトミック」って何?リトミックの内容とその効果とは?
バレエ
女の子の習い事として人気のバレエ。
柔軟性のあるカラダになるほか、立ち振る舞いや美しい姿勢を身に付けさせたいと習わせる人も多いです。
ただし月謝が高めなのと、教室が少ないのとで、実際に習うのが難しい場合が多いです。
テニス
世界で活躍する日本人テニスプレーヤーが増えたことから、子どもが選ぶ習い事としても人気が上昇しました。
未就学児は遊び間隔で楽しむ内容が多いですが、小学生から本格的なリレーや試合を指導するスクールが多く、小学生で習い始める子も多いです。
絵画
幼いころから絵を書くことが好きな子に人気なのが、絵画教室です。
絵画はルールや型がはまることないので、思うままに表現でき、創造力や表現力を身につけていくことに繋がります。
低学年と高学年の人気ランキングの違い
小学校低学年、高学年どちらも、1~4位まではすべて同じです。
水泳は小学校、中学校、学校によっては高校まで授業があるため、学年問わず小学生全体で人気があります。しかし、スポーツ活動系の習い事は水泳のみです。
2位以下は、学習系や芸術系の習い事がラインクインしています。
また、低学年と高学年唯一違いは、低学年にはない「体操」が高学年の人気ランキングに入っていることです。
小学校高学年では、体育の授業内で飛び箱やマット運動が取り入れられるため、習わせる人が多くなっています。
ランキング外の人気習い事
2020年から小学校で必修化されるプログラミング言語教育の影響もあってか、ブログラミング教室の人気も高まっています。
プログラミングスクールに通っておくことで、これから始まるプログラミングの授業に備えることができるメリットがあるんです。
名前だけ見ると難しそうに感じますが、ロボットやパソコンが好きなお子さんには無理なく始められる習い事と言えるでしょう。
また、塾には通わずに自宅で通信教育が受けられる、タブレット型の学習教材も人気です。塾に行かない家庭教育活動ができることで、親の送迎負担も減らすことができます。
小学生から習い事をするメリットとデメリット
小学校から通う習い事は、メリットがある反面デメリットもあります。
メリット
- スキルアップ
- 世界が広がる
- 運動になる
- 自信がつく
- 競争心が芽生える
スキルアップ
ダンスやスイミングなどの運動系なら、基礎体力や運動能力が育まれますし、ピアノや書道の芸術系なら、集中力や表現力の成長に繋がります。
また、パソコン操作が当たり前とされている今、小学校のうちからプログラミングを習わせることで将来に備えることもできるんです。
スポンジにように吸収力がある小学生のうちにさまざまのことを触れさせることで、のちのち資格を取ったり、手に職を持ったりする際のスキルとして、きっと役立ちます。
世界が広がる
習い事には、さまざまな年齢の子どもが通っています。歳が違えば、通っている学校もさまざまです。
学校では、同じクラスの子たちと関わることが多くなりますが、習い事では色々な年齢のお友達ができるので、学校とは違う刺激が受けられます。そのため、子供自身の交友関係が広がり、興味を持つ幅も広がるんです。
いろいろな子と関わることで、協調性も育まれるきっかけにもなります。
運動になる
現代の子どもたちは、ゲーム機やスマートフォン、動画配信などの普及から、手先を使って遊ぶことが少ない傾向があります。
そのため、手先が不器用で運動不足気味の子が多いんです。
水泳やサッカー、ダンスなど、運動系の習い事をさせることで、体力UPや運動不足の解消、健康増進を図ることができます。
自信がつく
習い事を続けていく中で、「できること」が増えていくと、子ども自身達成感を味わえます。
また、試合に勝ったり、発表会で演奏したり、試験や資格に合格したり、人から褒められることで、自分に自信が持てる子へと成長することができるメリットもあるんです。
競争心が芽生える
習い事にもよりますが、水泳やサッカー、ダンスなどは、集団でレッスンを受けることが多いです。
通って行くうちにメキメキと上達する子もいれば、思うように上手くなれない子もいます。
上手な子を見て「私ももっとうまくなりたい!」という向上心が育まれますし、「あの子に負けたくない!」と闘争心を抱くきっかけにもなるんです。
ときには、試合のメンバーに選ばれず、涙を流すこともあるでしょう。
しかしそういった試練に直面することで、悔しさをバネにして力に変える“忍耐力”も見につきます。
デメリット
- 遊ぶ時間・家庭学習の時間が減る
- 夜型になる可能性がある
- 費用面でも時間面でも親の負担が増える
- ママ友のトラブルが増える
遊ぶ時間・家庭学習の時間が減る
習い事に行くと、大人だけでなく子どものスケジュールも一気に忙しくなります。
そのため、友達を遊ぶ時間や家庭学習の時間が減ってしまうことがあるんです。
夜型になる可能性がある
学校帰りなどに習い事に寄ると、家に帰る時間が遅くなります。
学校から持ち帰った宿題は、習い事、食事、入浴を済ませてからするので、寝る時間が遅くなることもあるんです。
また、習い事によっては、家で練習や授業の復習が必要になる場合もあります。
学校の宿題やテスト勉強以外にもやらなければならないことが増え、夜更かしせざるを得ない状況になっている子どもも多いです。
費用面でも時間面でも親の負担が増える
習い事の月謝はもちろん、その他にも習い事を始めるにあたって必要な道具などを買い揃えるための教材費も必要です。また、入会金や年会費が別途かかるところもあります。
教育費がかさんでしまうことは、家計にも大きな負担になりかねません。
さらに、保護者は送迎や子供のレッスンに付き合わなければならないため、費用面だけでなく時間的な負担も増えてしまいます。
ですがその一方で、子どもが自分で習い事に通い、見守りも必要ない場合は、子どもが習い事に行っている間に自由な時間ができます。
ママ友のトラブルが増える
子どもの習い事で案外多いのが、ママ友関係の悩みです。
習い事にはいろいろな学年、学校から子どもが集まってくるので、新たにママ友付き合いが生まれます。
ママ友同士のやり取りはもちろん、「今日、うちの子のお迎えもお願いね」など、他のママから送迎を押し付けられるトラブルもあるようです。
とはいえ、子どものために通っている習い事ですから、なかなか断れないことが多く、心にモヤモヤを抱えている人も少なくないのです。
習い事の費用の相場
習い事を選ぶときに気になるのが、お金のコト。
そこでママエルでは、ベネッセの「学校外教育活動に関する調査2017」の結果から、小学生の習い事にかける平均費用を以下にまとめました。
表を見ると、小学1年生の時点で1万円をこえており、学年が上がるごとに費用が高くなっていることがわかります。
体力がつき、いろいろなことに興味を抱いていく中で、成長とともに習い事の数が増える子も多く、費用が高くなるケースもあるようです。
次項では、通っている習い事の数の平均についてご紹介しています。
通っている習い事の数の平均
子供とおでかけ情報「いこーよ」の調査によると以下の通りです。
【Q.現在、週に何日子供を習い事に通わせていますか?】
調査結果を見ると、週に1回が一番多いです。
週に3日、4日と習い事に多く通っている子どもも、10人に1人。クラスに3~4人ほどいると思うと、決して少なくない数ですよね。
送迎はどうしてた?先輩ママに聞いてみた
4年生の上の子は1人で塾まで行けるようになったので、行きは自分で行っていました。何かあったときのために1人で私の会社まで来られるように練習もしました。
ジョギング中に子供たちといろいろと話せる時間ができたので良かったと思っています。もちろん雨の日は車です。
子どもが幼稚園など小さいうちは、親が一緒について、車や自転車、徒歩で送迎する人が多いようです。
また、私が周りのママにも聞いてみたところ、「幼稚園に入ったら習い事をさせるつもりだから、園内で習い事ができ、バス送迎してもらえる園を選んだ」という人もいました。
親が同伴せずに1人で通い始めるのは、小学校中学年~高学年くらいが多いようです。
ママが妊娠中や仕事で送迎ができない場合は、タクシーやファミリサポートを活用している人います。しかし、その場合は交通費にかなり出費がかさんでしまうため、実際に使っている人は少数派のようです。
まとめ
小学生の習い事は、運動教室から芸術活動系、勉強系のものまで種類が多いので、どれを選ぶべきか悩むパパママも少なくないでしょう。
習い事を決めるうえで一番大切なのは、「子ども自身興味を抱いているかどうか」です。
親が習わせたいと思っていても、子どもが興味を持っていないのであれば、習い事としておすすめできません。無理強いをしてしまうと、子どもがツラい思いをすることもあるのです。
しかし、子どもに合った習い事なら、今まで気づかなかった新たな才能が芽生えたり、運動神経がさらに発達したりするきっかけにもなりえます。
気になった習い事があれば、まず一度体験や見学に行ってみましょう。