プログラミング教育の無料教材&有料教材ベスト10を紹介!本格的に学ぶならどれがいい?
プログラミング教育が小学校でも必修化されることになり、子どもたちにプログラムを学ばせたいと考えている保護者の方がとても増えました。
そこで今回は、無料で学べるプログラミング教育の教材や、有料だけど優れていて人気のある教材を紹介いたします。
紹介する教材は、数ある教材の中でもベスト4に入る教材です。
また、「本格的にプログラミングを学ばせたい」という場合には、どういった選択肢があるのかについても詳しくみていきましょう。
文部科学省も推奨!無料の教材
たくさんある無料のプログラミング教材の中から、無料の教材4つをご紹介します。
プログラミングでキャラを動かす「Scratch(スクラッチ)」
アメリカにある、マサチューセッツ工科大学のメディアラボが公開している無料ツールです。
学校でプログラミングの授業をおこなうときにも、よく利用されているツールでもあります。
画面上に用意されているブロックを組み合わせることでプログラムを作ったり、キャラクターを動かしたりします。
いろいろな背景画像やキャラクターが用意されているので、基礎学習からレベルアップしていくこともでき、人気です。
また、他の周辺機器を準備しなくても、プログラミングをおこなうことができる手軽さも人気です。
自分で描いた絵を動かす「Viscuit(ビスケット)」
文字や記号、数字でプログラミングを可能にするようなテキスト言語ではなく、図形やブロックに命令が記載された命令ブロックなどを自在に組み合わせてプログラミングを可能にする、ビジュアル言語で学ぶことができます。
そのため、操作は、ドラック&ドロップがメインです。
入門書籍などを読むことなく学び始めることができるため、プログラミングに慣れていない人にもおすすめです。
プログラミング言語も学べる「Smalruby(スモウルビー)」
世界でいちばん使われている「テキストプログラミング言語」を、ブロックを組み合わせるだけでプログラミングできる「ビジュアルプログラミング言語」にし、はじめてプログラミングを学ぶ人にも扱いやすくなっています。
日本語版なので、子どもたちにとっても操作しやすい環境にもなっています。
プログラムはブロックを組み合わせて作り、さらに、そのプログラムを使って画面上のキャラクターを動かすプログラムを作っていくのです。
Microsoftが開発した「MakeCode(メイクコード)」
世界最大手である、アメリカのコンピューターソフトウェア会社Microsoftが開発したツールです。
小学生から大人にまで大人気のマインクラフトで、遊びながら学べるというのが特徴です。
マインクラフトは建築をおこなっていくゲームで、建築をおこなう中で、特定の問題を解決したり解いたりするような処理手順であるアルゴリズムを学ぶことができます。
ゲーム好きの子どもたちの入門ツールとしては、素晴らしいツールだと言えるでしょう。
有料だけど優れた教材
できれば無料のツールで学習してくれると嬉しいですが、有料だからこそ「できることが多い」「優秀」「奥が深い」という場合もあります。
今回は、販売されている中でも、とくにおすすめの4ツールを紹介したいと思います。
王道の「レゴ® WeDo 2.0」
知育玩具で有名なレゴ社が提供する、プログラミング学習教材です。
ブロックを組み立てていくことでプログラミングを学習していきますが、ブロックの組み立てに工具は不要で、プログラムはドラック&ドロップが指やマウスでできる仕組みになっています。
小学校での使用を想定して開発されているため、無理なく知識や思考力を身につけることができます。
ロボット製作もできる「ArtecRobo(アーテックロボ)」
日本の学校教材メーカー、株式会社アーテックが製造・販売しているロボットプログラミング学習教材セットです。
縦と横にだけでなく、斜めにもつなぐことができる自由度の高いロボット教材で、プログラミングだけでなく、ロボットの動きも学ぶことができます。
また、コード配線の様子を見ることができるので、思いどおりに動かすためにはどう配線すれば良いのかも学べます。
児童用テキストがついているので小学校低学年から学ぶことができますし、教員用指導書がついているので、保護者の方も教えやすくなっていると人気です。
段ボールで作ったロボを動かす「micro:bit(マイクロビット)」
イギリスの公共放送局「BBC」が開発したコンピュータで、小さく安価であり、教育用として多くの国の子どもたちが利用しています。
段ボールやペットボトルなどの工作作品の心臓部分にBBC micro:bitを入れて動かすこともできるため、小学生だけでなく中学校や高校に通う年齢の大きな子どもたちにも人気です。
少し億劫なのは、プログラミングを学ぶために、BBC micro:bit本体とパソコン、BBC micro:bit本体とパソコンをつないでデータ転送するケーブルが必要になることです。
ほかにも、用途に応じた周辺機器が必要になってきます。
日本が開発した通称こどもパソコン「IchigoJam(イチゴジャム)」
日本で開発された、「こどもパソコン」と呼ばれる、手のひらにサイズの小さなパソコンです。
キーボードとケーブルをつなぎ、スイッチをいれるとすぐにプログラミングがはじめられるので、小さな子どもたちでもはじめやすいようです。
子供向けの書籍や解説書も市販されていることや、公式サイト(https://ichigojam.net/)で詳細な情報提供もおこなわれているなど、利用する人が困らないよう研究された教材と言えるでしょう。
最新だけどアナログなプログラミング
手で並び替えができる「osmo programming」
3つのゲームを楽しむことができ、その中にあるコーディングゲームでプログラミングを学ぶことができます。
ブロックとiPadを連動させて使うことができ、ブロックを手で並び替えながら楽しく学ぶことが可能です。
最初はキャラクターを簡単に動かすことができますが、だんだんと難しくなっていくため、レベルアップしていくことができます。
大人も楽しい実用的な「MESH」
使い方次第で、可能性を無限に広げてくれる実用的なブロックです。
MESHブロックとblue toothを連携させることで、ほかの機器を操作することもできますし、MESHブロック から情報を送受信したりすることも可能になります。
「こんなふうにできたらいいな」と思うことが、実現しやすくなるブロックとも言えるでしょう。
インテリアとしても便利でかわいいので、子どもと一緒にプログラミングを学びながら、家中を便利に改造してみたり、ゲームをしたりするのも、子どもと親両方にとっては楽しいですよね♪
本格的に学びたいなら教室へ行こう
プログラミングを学ぶにはプログラミング教室とロボット教室がある
プログラミングを学ぶには、「プログラミング教室」に通う方法と、「ロボット教室」に通う方法があります。
どちらもプログラミングを学ぶことができるので、子どもの嗜好や目指すものに合わせて選ぶことで、無理なく続けることができます。
プログラミング教室
がっつりとプログラミングを学びたい人向けです。
そのためパソコンの画面上で、好きなものを好きなように動かす力がつけられるような、コンピュータを使った学習活動が中心となっています。
将来、ゲーム開発者やエンジニア、IT関連の専門家を目指しているような子どもたちも多く通っているのが特徴です。
ロボット教室
小学校段階の児童や入門者向けに作成された教材やテキストを使い、プログラミングを自然と身につけられる指導方法を採用しています。
そのため、初心者の人でも学びやすいのがロボット教室です。
ゲームやものづくりをしているような感覚でロボット製作をしながら、プログラミングを学びたい人に向いています。
プログラミングを使って自分が作ったロボットを動かすという体験が、物体を頭の中にイメージして自由自在に動かすことのできる空間認識能力や、物事のルールに従って答えを導き出していく論理的思考力などを育みます。
まとめ
文科省が2020年から小学生のプログラミング学習を必修化させ、学習指導要領に盛り込むこととなりました。
そういった指導案への対策と、日々変化する情報社会に対応するため、子どもたちにプログラミングを学ばせたいと考える保護者の方が増えています。
無料の学習教材も多々ありますし、有料ならではの優秀で奥の深い学習教材もたくさんあり、幅広い選択肢が用意されていると言えるでしょう。
また、本格的にプログラミングを学びたいという場合には、プログラミング教室やロボット教室へ通うという選択肢もあります。
子どもたちが嫌にならず、普通に生活を送るように、自然に身につけられるような相性の良い教材や方法を選んでくださいね。