七五三のママスーツの選び方|失敗しない&ワンランク上のおしゃれママになる

公開:2018.11.09 更新:2018.11.27

子供の成長をお祝いする「七五三」。主役はもちろん子供ですが、お参りやお食事会などさまざまなシーンで記念写真を撮るため、ママも油断はできません。特に、当日の服装はどうしたらいいのか悩みどころです。

今回は失敗しない服装の選び方から、お義母さんの前でも恥ずかしくないスタイルなど、いまさら聞けない七五三に関してもお伝えします。

これで大丈夫!失敗しないママの服装の選び方

いざ七五三という時、まずママが悩むのは「子供は晴れ着で良いけど、私は何を着ればいいの!?」ってことですよね。

何度も言ってしまいますが、七五三の主役は子供です。つまり、子供よりママの方が目立った格好になってしまっては台無しです。

マナー違反にならない服装の選び方をお伝えしていきます。

主役は子供!夫婦は「格」を合わせる

子供の衣装が和装であるなら、ママは着物、スーツ、ワンピースの3択です。パパも同様に着物、フォーマルスーツ、ビジネススーツの3択ですが、パパの着物選択はかなり少数派でしょう。

子供の衣装が洋装であるなら、ママはワンピース、パパはジャケット&スラックスのスタイルになります。この時、ワンピースは無地のものがベターとされています。

  子供が和装 子供が洋装
ママの服装 着物
フォーマルスーツ
ワンピース
ワンピース(無地のもの)
パパの服装 着物
フォーマルスーツ
ビジネススーツ
ジャケット&スラックス

子供が洋装でも和装でも、大人の服装はスーツなら良いんじゃないの?と思うかもしれませんが、七五三は古式ゆかしい季節の行事であり、主役よりも脇役の「格」が上ではいけません。

「格」とは、物事における地位や等級のことで、よく「格下」や「格が違う」などと言いますよね。行事の際には格も意識する必要があります。

また、ママとパパの服装の「格」を合わせることも重要です。パパの服装がフォーマルスーツなら、ママもフォーマルスーツを。パパの服装がビジネススーツなら、ママもビジネス系スーツやワンピースにしましょう。

両親の服装が合っていないと、家族で写真を撮る時に違和感が出てしまいます。後々に義両親などへ写真を見せたとき、注意されたり、恥ずかしい思いをすることになったりしてしまうので要注意です。

子供の年齢も考慮してママの和装か洋装かを決定

七五三は、ほぼ1日かけてのお出かけになります。当日のスケジュールに関しては下記にも記載していますが、朝早くから子供の着付けや記念写真の撮影などに始まり、両親や義両親を交えた会食を行い、解散するのは夕方です。

和装と洋装で迷うママも多いと思いますが、着物を着慣れている人以外や、七五三に初めて参加するという人は、洋装がおすすめです。

その理由は、子供が3歳や5歳であれば、まだまだ甘えん坊な年頃です。疲れてくると「ママ~抱っこして~」とおねだりしてくるのは確実です。また、男の子の場合はテンションが高くなり、いつもより走り回る可能性も高くなります。

そんなときでも、パンツスーツやワンピースなどの洋装であれば、動きやすく安心です。また、下に小さなお子さんがいる人や、お腹に赤ちゃんがいる妊婦さんであれば、お腹を締め付けないマタニティドレスやワンピースがいいでしょう。

せっかくの晴れの日なので着物にチャレンジしたい!というママには、子供が5歳や7歳など、少し大きくなってから挑戦をおすすめします。ある程度子供が大きければ、ぐずったり走り回ったりという心配は多少和らぎます。

気持ちに余裕が出てくると、親子で柄を合わせたり、小物を合わせたりなどのリンクコーディネートを楽しむこともできますよ。

子供が引き立つデザインを選ぶ

ママが和装の場合の七五三

ママが和装を着る場合は、秋にそぐわない柄の着用は避けましょう。また、さまざまなサイトで意見が異なる「小紋」の着物に関して、老舗の呉服屋さんに聞いてました。すると、小紋は洋装でいうワンピースの感覚なので、小紋を着ても失礼にはあたらないとのことでした。

洋装や和装を問わず、子供の着物の柄や色合いを確認し、同系色を選ばないようにしましょう。子供の着物が青系であるなら、濃紺のスーツを着てはいけません。子供の着物が映えなくなります。

洋装の色合いとしては、ベージュやグレーなどの明るめの色合いや、黒系のシックで落ち着いた色味などでも構いません。黒系のスーツを着用する場合、リクルートスタイルにならないように注意してください。

義両親が来るか来ないかでも服装は変わってくる

最近の七五三のお参りには、義両親も一緒に参加することも多くあります。その場合、ママとしての立場と、嫁としての立場を考えつつ、洋服を選ぶ必要が出てしまいます。

義母が着物で来るのであれば、ママも着物、もしくはフォーマルスーツを。義母が洋装で来るのであれば、ビジネススーツやワンピースにしましょう。義母が洋装で、自分は着物を着たいという場合には、事前に話をしておくと“いい嫁”感がアップします。

また、パンツスタイルはカジュアルだと感じるお義母さんもいるので、事前にリサーチしておくのがおすすめです。

黒フォーマルには要注意

フォーマルスーツで黒を着用する場合、お葬式用のフォーマルかどうかは必ず確認してください。

お葬式用の黒のフォーマルは、お祝い事にはNGとされています。お葬式用の黒スーツは「漆黒」と呼ばれ、一般的な黒フォーマルとは染め方も違いますので、観る人が見ればわかってしまいます。

ただし、お祝いにも着れるというブラックフォーマルなら、ギリギリOKです。もし、自分の持っている黒いスーツがどちらなのかわからないという場合には、着用しない方が無難です。

おすすめスーツラインナップ

上記はあくまでもベーシックな考え方です。

最近では、ママに人気の雑誌『VERY』で「初めての七五三を迎えるママには、着やすさ重視のセットアップがおすすめ」という特集が組まれたのをきっかけに、スーツやワンピースに限らず、エレガントなセットアップを選ぶ人も増えています。

昔からの礼節を外さず、自分好みのスタイルや、お子さんに合わせたコーディネートを楽しむのも良いですよね。

そこで、ママに人気の通販サイト「ベルメゾン」で、七五三におすすめの洋装をピックアップしてみました。ぜひ参考にしてください。

着回し自在で急な義母参加にも対応可能

最強7点セットスーツ

商品名 最強7点セットスーツ
価格 2万5,900~2万7,900 円(税込)
★評価 4.1(最高5)

色違いのジャケット2つ、ワンピースにブラウス、タックスカートに加え、シフォンを重ねた華やかなコサージュとパンプスクリップまで付いた「最強7点セットスーツ」。

急に義母や実母がお参りに参加することになった!という時や、肌寒いからもう少し温かい格好に変更したいという時でも、心配なく対応することができます。

顔色がきれいに残せる明るめカラーのスーツセット

3点セットフォーマルスーツ【ジャケット+スカート+ワンピース】

商品名 【七五三やオケージョンに】ママにおすすめセレモニースーツ3点セット
価格 1万6,900円(税込)
★評価 4.0(最高5)

秋の装いにぴったりのツイード生地を使用し、スーツもワンピーススタイルにも対応できる便利なセット。

カラーラインナップもライトグレー系やベージュは肌がきれいに見えるので、素敵なママをずっと残しておけるのもいい感じです。

小さい子供と一緒ならパンツスタイルが便利

【着回し力◎】パンツ派さんのための5点セットパンツスーツ(大きいサイズ)

商品名 【着回し力◎】パンツ派さんのための5点セットパンツスーツ(大きいサイズ)
価格 1万5,900~1万7,800円(税込)
★評価 3.5(最高5)

ジャケットには光吸収発熱素材「サーモソーラー」を採用し、肌あたりがあたたかく、保温性も◎。しかし薄手の生地なので、コートなどを羽織ってもゴワゴワしません。

パンツ丈は2種類からセレクトできるので、パンプスに合わせたキレイなシルエットを作ることができます。

洗練の黒でクラス感アップ

ブラックフォーマルノーカラージャケット&ワンピース2点セット

商品名 ブラックフォーマルノーカラージャケット&ワンピース2点セット
価格 6万4,800円(税込)
★評価 5.0(最高5)

INDIVIと東京ソワールがコラボした大人のフォーマルウェアです。子供が洋装の時でも着用OKのワンピーススタイルながら、エレガントなデザインでクラス感漂う雰囲気を演出してくれます。

ワンピースもレースとサテンに異素材使いの華やかなデザイン。アクセサリーいらずのビシッと決まる1着です。

最近人気のセットアップスタイル

フォーマルアンサンブル2点セット【ノーカラージャケット&バルーンパンツ】

商品名 フォーマルアンサンブル2点セット【ノーカラージャケット&バルーンパンツ】
価格 1万3,824円(税込)
★評価 --(最高5)

モデル写真のようにマオカラーのブラウスを着用するとオリエンタルな雰囲気に。襟付きのブラウスを着用すればエレガントな雰囲気を演出できます。

カジュアルダウンしたおしゃれを楽しめる上級者におすすめしたいノーカラージャケットとバルーンパンツのアンサンブル2点セットです。

ワンランク上のママスタイルへのアドバイス

黒フォーマルならパールの2連ネックレスを

パールの2連ネックレス

ネットの掲示板などでは、七五三に黒フォーマルを着ていくのはOKかNGかという質問を多く見ます。先述の通り、七五三は行事であり、正装の着用が基本ですので、黒のフォーマルスーツも全く問題ありません。

黒フォーマルだとコサージュやアクセサリーを付けたくなりますが、コサージュは小さな子供を抱っこする時には針が危険で気になりますので、パールの2連ネックレスをおすすめします。

パールは正装はもちろん、礼装にも着用できるアクセサリーです。しかも2連であれば、「喜びが重なる」という意味合いがあるので、縁起が良く七五三の装いにぴったりです。

コサージュとのダブル付けは少ししつこくなる可能性が高いので、潔くネックレスだけを付けるようにしてください。

色に悩んだらダーク系スーツを選択

黒のフォーマルスーツは、凛とした雰囲気が魅力のため、多くのママが選んでいます。しかし、華やかさに欠けることも事実です。写真を撮るとき、影になるので顔色も悪くなるというネックもあります。

一方、白やライトべージュなどの明るい色は膨張色なので、ふっくらママはいつも以上に太って見えてしまう悩みもあります。そういう場合は、ダークスーツを選ぶようにしましょう。

ダークスーツとは、ダークネイビー(濃紺)、ダークグレー(チャコールグレー)を基本指します。しかし最近では、ダークブラウンなどの濃く暗い色全般を指すこともあります。

例えばダークネイビーのワンピースとジャケットスタイルなら、七五三の後に来る幼稚園の面接などにも着用できるので便利です。

秋冬らしい素材感をチョイス

オールシーズン着まわせるスーツは便利ですが、ツイードやウールジャージーなど秋冬らしい素材感のものをチョイスすると、おしゃれ度がグンとアップします。

また、肌寒い時のために小物も用意しておくのがおすすめです。薄手のコートや大判のストール、ファーのマフラーや手袋などを用意すると、同じようなスーツを着ていてもクラス感が上がります。

パパには、薄いカシミアマフラーをチョイスしましょう。ビジネススーツに薄いカシミヤ素材風のマフラーをさりげなくすると洗練された印象になり、防寒対策もばっちりです。

先輩ママに学ぶ!当日持っててよかった便利グッズ

何度も言いますが、七五三は1日がかりのイベントです。

子供にとっては、朝も早く、いつもとは違う準備で疲れ、着なれない衣裳で笑顔が出ないってことも、本当によくあります。

子供は一度機嫌を損ねてしまうと、なかなか笑顔になってくれません。そんな事態を回避する、用意しておくと便利なものをお伝えします。

小分けの飴やラムネ

記念写真の順番待ちや、ご祈祷の待ち時間など、要所要所での待ち時間は発生します。時間が長くなればなるほど、子供は退屈し、機嫌が悪くなってしまいます。

そんな時にはお菓子で「つる」のが早道です。大好きな飴やラムネ、初めて食べるお菓子などを内緒で用意し、誉め言葉と一緒に渡しながら、待合室で食べさせてあげましょう。

この時、ゴミやお菓子くずなどが散らばらないものを選ぶのが良いです。

履き替え用の靴やサンダル

大人でも、履きなれない草履に靴擦れを起こしたりするものです。子供ならなおさら、履きなれない草履に皮がむけてしまったり、脱ぎたいと駄々をこねたりする可能性が高いと言えます。

いつも履きなれている靴やサンダルを用意しておけば、ご祈祷の時だけ、写真の時だけ履き替えても、機嫌よく履いてくれます。

なかには足袋がイヤ…という子もいるので、靴下も一緒に用意しておくといいでしょう。

普段と違うかわいいティッシュやハンカチ

女の子の場合、普段使いとは違うティッシュやハンカチをバックに入れておき、テンションを上げるのもおすすめです。

「○○ちゃんだけの特別ね」とこっそり伝えてあげると、効果がアップする確率も高くなります。

女の子用の口紅と鏡

こちらも女の子限定ですが、特別な日ですから、ほんのりとお化粧をすると思います。普段なら「お化粧は大人になってからね」と言われている子供が、ちょっと大人の仲間入りをしたような気分になっています。

女の子用のバッグに口紅と小さな鏡を入れておきましょう。鏡を見せながら「きれいになったね。かわいいね~」と口紅を付けなおしてあげれば、女の子のテンションもアップします。

写真を撮影する場合も、口紅を付けなおすだけで写真映えも異なりますので、持って行くのがおすすめです。

着替え

いつもと違う服装に、喜ぶ子もいれば、反対に嫌がってすぐ脱ぎたがる子もいます。簡単な着替えを持っていくと、お参りが終わった後も機嫌よく過ごすことができます。

レンタル衣裳などの場合は、着物が汚れてしまうとクリーニング代を別途請求されることもありますので、記念写真とご祈祷が完了したら、すぐに着替えるのがおすすめです。

少し大きめのタオル

七五三シーズンには、神社の中に屋台が出現したり、神社までの参道の飲食店では店先で食べ物を販売したりすることもあります。

スポーツタオル程度の大きめタオルを持っていけば、屋台の食べ物を食べる時にナプキンのように使用したり、さむがっている時にはストールのように使えたりと便利です。

洗濯バサミやクリップ

着物を着用している子供がお手洗いに行きたくなった時には、洗濯バサミやクリップがあると便利です。

たもと(着物の袖の袋状のところ)や裾を洗濯バサミやクリップで帯上に留めると、着崩れを防ぐことができます。

食事をする際も、着物が汚れないように、大きめのタオルを洗濯バサミで留めると、ナプキンがわりにもなってくれます。また、たもとがヒラヒラとすると食べにくく汚しやすいので、洗濯バサミがあれば留めることができ便利です。

いまさら聞けない「七五三」Q&A

千歳飴をもつ女の子

七五三とは、子供の成長を祝い、今後の健康を願う年中行事です。

いまさらちょっと人には聞きにくい七五三にまつわる質問に答えていきます。

七五三はいつお参りするのか

本来は11月15日に行います。ただし最近では、混雑するピーク時期を外し、10月上旬から11月下旬にお参りをする方が増えています。この日でなければならないという決まりは、得にありません。

近所の神社や有名な神社など、どこでするか七五三前に確認しておくと良いでしょう。地域によっては、七五三を専に祈祷を受け付けているという場合もあります。

また、祈祷後に子供へのプレゼントを用意してくれている神社も多くあります。〇〇神社は女の子のおもちゃに強い、△✕神社は最新のおもちゃを揃えてくれるなどの情報は、周りの経験者のママさんから情報を収集しておくと良いでしょう。

子どもが何歳の時に行うのか

七五三を行う男の子と女の子

男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いするのが一般的です。

本来は数え年(生まれた年を1年目として計算する)ですが、現在では満年齢(生まれたときを0歳として計算する)で行う方が多いようです。

また、地方によりかなり差があり、男の子は5歳だけという場合もあります。ママは子供が小さいうちに、その土地ならではの七五三の風習を聞いておくのをおすすめします。

 

七五三当日のスケジュール

七五三の服装の前撮りなどをしない場合の、一般的なスケジュールは以下です。

自分とパパの支度を行う

子供のヘアメイクと着付けに美容院(もしくは写真スタジオ)へ

写真スタジオにて記念撮影

神社へ参拝。本殿で七五三の祈祷を受ける

父方・母方の祖父母や親族を招いての会食

解散

イメージとしては、8時には子供を美容院に連れていき、9時から記念撮影をスタート。11時に参拝し祈祷を行ってもらい、12時前後で会食が始まるという感じです。

一般的な流れですので、撮影や食事会をしなければいけない訳ではありません。また、順番が前後したり、待ち時間で予定が狂ったりと、理想通りのスケジュールにならないことも多々あります。

まとめ

七五三の時に、子供が着物であれば、基本的には何を着ても大丈夫です。フォーマルスーツやワンピースで、子供に華を添えてあげてください。

子供が洋装であれば、シンプルなスーツやワンピーススタイルで控えめできれいなママスタイルを心掛けると、印象度がグッと上がります。

小物に季節感を取り入れると、他のママにちょっと差がつく、おしゃれなママを演出できます。

意外と忘れがちなパパの服装も、ママと「格」を合わせてしっかりとコーディネートしてあげてください。

しかし、当日の体調や天候、気温によっても左右されるものです。スーツはバリエーションを変えられるタイプを用意しておくと、慌てることなく調節することができます。

しっかりと準備して、素敵な思い出の1日にしてくださいね。

この記事を書いた人
ママエル編集部
「多くのママが笑えるように、エールを送りたい」という思いからママエルを立ち上げました。 私たちは頑張るママの味方です。

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