フルタイム共働きママが小1の壁を乗り越えた方法とは
長男(現10歳)が小学校に入学したとき、私たち夫婦に立ちはだかったのが「小1の壁」です。
実際に私の周りでは小1の壁にぶち当たり、退職や転職、パートに切り替えた人もたくさんいました。彼女たちの中には、その決断を後悔している人もいます。
この記事では、実際に私が小1の壁を乗り越えた方法や、ママ友の失敗談を赤裸々に紹介します。
- フルタイムの正社員(夫婦共働き)
- 長男10歳・長女6歳・次女2歳
- 夫両親は遠方ですが、私の母は自転車で15分の距離に住んでいます
小1の壁とは
小1の壁とは、共働きやひとり親世帯において、子供の小学校入学を期に、仕事と育児の両立がむずかしくなることをさします。
夜間の延長保育がある公立保育園とは違い、小学生を預かる公的な学童保育では、放課後の延長保育がない、もしくはあっても時間が短いため、夜間の延長保育がある保育園よりも預かり時間が短くなってしまいます。
また都市部では、利用者の増加のために学童保育の整備が追いつかず、利用すらできない家庭も少なくはありません。
さらに、子供が小学生になると、育児短時間勤務制度が適用されなくなる企業が多いことなどから、子供の小学校入学を機に仕事を辞めたり、働き方を変えたりせざるを得ないワーキングマザーも多く、社会問題化しています。
そして、小1の壁はなにも預かり時間の問題だけではなく、様々な保護者負担が増えることも大きな要因となっています。では、具体的にどんなことが壁として立ちはだかるのでしょうか。
具体的な壁<入学前>
入学前の平日昼間に何度も呼び出される
実際に私は、長男の時も長女の時も、入学前の平日昼間、何度も入学予定の小学校へ足を運びました。
最初に呼ばれたのは、小学校入学を控えた子供を持つ親に向けたセミナーでした。そして2度目は就学前検診。3度目は半日入学。どれも平日昼間です。
どう考えても、フルタイムで働いている親のことを考えていない日程に怒りを覚えましたが、致し方ないので仕事を調整し、参加しました。
ただ、後から知った話ですが、絶対に参加しなければならないのは3度目の半日入学だけ。半日入学ばかりは子供と保護者、両方に向けた具体的な説明会になるので休めません。
ただ、最初のセミナーは不参加でも問題なく、2度目の就学前検診も、個人で受診してその結果を提出すれば問題ないので参加しなくてもOKだったのです。
無理を言って仕事を休ませてもらったので、絶対参加でないものや、参加しないと後々に影響が出るものでないと知っていれば…と思いました。
上のきょうだいがいるママ友にあらかじめ聞いておくと良いですよ。
学校用品を大量に購入しないといけない
小学校側で用意して販売してくれる用品は以下のみです。そのため、下記以外の備品は全て自分で揃えなければなりません。※我が家の場合
- 算数セット一式
- お道具箱一式
- クレヨン(クレパス)
- クーピー(全芯タイプのもの、一本一本に記名)
- はさみ(キャップ付きのもの)
- 連絡袋(プリントを持ち帰る用)
- のり(工作のり)
- 油粘ケース
- 油粘土(1kg、ケースに入れる)
- 粘土板(B4サイズくらいのもの)
- 体操服&上靴&赤白帽子
もちろん、学校によってかなり異なるとは思いますが、我が家の長男長女の小学校では以下の通りでした。
- ランドセル(もしくはそれに替わるもの)
- えんぴつ5本(黒のBまたは2B、一本一本に記名)
- 赤えんぴつ1本
- ふでばこ
- 消しゴム(白いプラスチック消しゴム)
- 下じき(無地で柔らかく弾力のあるもの)
- 自由帳(キャラクターなどのないもの)
- 体操服袋
- 上履き袋
- 給食ナフキン(給食時、机の上にひくため)
- 口拭きタオル(ハンカチとは別に給食用に準備)
- 給食用マスク(白)
- 給食袋
- プラスチックコップ
- ハブラシ
- お箸セット(お箸だけ入っているもの)
- 手提げ袋
- ぞうきん(1枚は学校用、1枚は個人用のためゴムバンドの縫い付け必要)
これらを自分で用意するのは意外と大変です。
もう6歳になるとこだわりもあるので「この筆箱はイヤだ!」「絶対にコレがいい!」と駄々をこね始め、買い物は難航します…。
3.すべての備品に名前付け
学校で購入した備品も含め、すべての用品1つひとつへの記名が必要です。
とくに地獄なのは算数セット。おはじきにはじまり、計算棒など細かいものがたくさん!私は算数セットだけで名前付けに半日を費やしました…。
そんな作業にギブアップした私使ったものは「お名前シール」です。
算数セット用もありますし、シールサイズを細かく選択できるので、これ本当に便利です。私は長男の時も長女の時も利用しました。
ただ、あまりにも入学ギリギリだと、込み合っていて家に届くまで時間かかるので、早めの注文がおすすめです!
また、学校指定の上履きは18cm以上しか販売がなく、16cmだった長女の足に合うものはなかったため、急遽別途購入しました。
準備をしていると「あれが足りない!これも足りない!」ってことが頻繁にあります(笑)。私は入学式の前日に徹夜で準備したので、足りないものに気づいてもどうにもできず、とても焦った経験があるので、みなさんは早めに準備をしてください。
必要であれば学童の申し込みも
私たち夫婦の仕事上、公立の学童ではお迎えの時間に間に合わない為、長男の時は、通園していた保育園に併設されている民間の学童に通っていました。
しかし今回、長女は公立の学童にお世話になることを決めたのですが、ふとそう言えば学童に申し込んでいない…と気付いたのは、なんと3月の3週目!
慌てて連絡したところ、本来ならば1月に申し込みは終了していると。しかし、書類さえ揃えることが出来るならば4月からの入所も受け付けますよとありがたい配慮をして頂けました。
たまたま空きがあった為に無事入所できましたが、待機児童問題で学童激戦区の都市部などでは致命的だったと思い反省。
公立の学童への入所を希望されていらっしゃる方は、必ず事前の学童説明会や申し込みのお知らせのプリントが、入学予定の小学校から届きますので、しっかりチェックして申し込んでくださいね!
具体的な壁<入学直後>
登校・登下校が落とし穴
登校時間が遅い!
意外と盲点なのが、小学校の登校時間が遅いという事。8時以降のところがほとんどですので、保育園に比べるとだいぶ遅いです。
次女を保育園に送るために私が家を出るのが7時半なので、私は小学生組よりも早く家を出ることになります。その為、私は小学生の長男と長女を見送ることができません。
主人は基本的に8時に家出るので、毎日主人が子供たちを見送ってくれているのですが、主人に朝早い仕事が入った場合は、長男長女だけで戸締りをして家を出てもらうことになります。
最後に家を出たのが子供たちだった場合、帰ってきたらドアが空きっぱなしだった…ということも多々あり、リスクを伴います。
心配であればファミリーサポートやシッターの利用を
小学校1年生の子供に1人で戸締りをして貰い、学校に行ってもらう…なんてことは簡単なことではありません。
戸締りの問題はもちろん、つい何かに夢中になって学校に行くのを忘れる…なんていうことも。実際に我が家の長男も本に夢中になり学校に行き忘れた経験があります(笑)。
心配な場合は、ファミリーサポートやシッターを利用しましょう。もちろん、その分費用は発生しますが、確実に見送れるという安心感はお金に代えがたいですよね。
また、ご近所づきあいがある方でしたら、近所の方にお願いするのも1つの手です。
意外と盲点な登校時間の問題。子供さんと話し合い、どうするか、必ず事前に決めて対応をしておく必要があります。
下校を1人でさせるのか?
学童が終わるのは17時。公立学童では、延長できても18時もしくは18時半が最長のところがほとんどです。
私の場合は19時が定時、主人はいつも子供たちが寝静まった時間に帰ってくるので、2人とも子供たちを迎えにいけません。次女は、通園している保育園は20時まで預かってもらえているので、私が仕事終わりに迎えに行っています。
問題は公立学童に通っている長女。
私たち夫婦は迎えに行けないので、17時の集団下校で家まで自分で帰宅してもらっています。
ついこの間まで保育園児だった娘に15分以上の道のりを帰宅させるのはかなり心配でしたが、今のところ問題はありません。
お弁当が地味なダメージに!長期休暇は毎日!?
卒園後から小学校入学までの1週間は学童に預けることができたのですが給食がありません。また、小学校入学後も1週間は給食がありませんでした。
学童の中には、給食を準備してくれるところもあるようですが、そうでない場合、お弁当の準備が必要になります。
長男の場合、保育園併設の民間学童だったため、有難いことに給食を準備して頂けました。その為、このお弁当地獄を経験したことがありませんでした。
保育園に預けているママは、毎日お弁当を作るという経験をあまりしていないはず。私も例にもれずその一人で、今回初めてお弁当地獄を経験することに。
今回、2週間でも正直かなり辛かったのですが、小学生には長期休暇があります…。ということは、約3週間、毎日お弁当地獄が待っている…。考えただけで気が遠くなりますね。
3.宿題チェック・準備のチェック・プリントチェック…チェック地獄!
子供と一緒にチェックしてください
事前の説明会や、入学式後のガイダンスでも、繰り返し言われるのがこのチェックのお願い!
「宿題がきちんとできているか必ずチェックしてください」
「明日のランドセルの準備ができているか、必ずチェックしてください」
「プリントを出し忘れていないか、必ずチェックしてください」
確かに、1ヶ月前まで保育園児だった子が、小学生になったからといって全てを完璧にこなせるはずはありません。
我が子が通う小学校の宿題が始まるのはゴールデンウィーク明けからですが、ランドセルのチェックとプリントチェックは入学直後から始まります。
教科書を忘れていないか、持ち物を忘れていないか、コップやお箸は入っているかにはじまり、連絡袋からプリントを出してくれているか…
宿題がない今ですら、「あれが入っていない」「これも入っていない」「プリントだしてない!」が毎日なのに、これで宿題のチェックまで始まったら…恐怖です。
宿題チェックが一番大変!
何を隠そう、チェックの中でこの宿題チェックが一番大変です。我が子が通う小学校では、たいてい音読・算数プリントorドリル・漢字プリントorドリルがセットでした。
何が大変って、まずは宿題を時間割に書き写してこないことがある!そうなると、小学校やママ友に宿題の範囲を聞くところから始まります。
また時にはごまかして算数プリントだけを渡してきたり、漢字ドリルを持って帰ってこなかったり…本当に手こずりました。
でも、私も人間。時には疲れて、宿題を見ることや音読を聞くのを忘れてしまうこともあります。
そんな時に限って、「宿題ができていなかったので、学校でやってもらいました。ご家庭でチェックしてあげて下さい」なんて連絡帳にかかれようものなら…自己嫌悪で涙で枕を濡らしたことも。
でも、この宿題チェックの時間が子供との平日の唯一のコミュニケーションの時間だったこともあり、長男が5年生になった今でもちゃんと宿題チェックはしています!
授業参観・懇談会・家庭訪問…行事尽くしの4月!
子供の数だけ行事も増える…。頭ではわかっていても、やはりどうやって仕事を調整しようか、中抜け、早退、何度も申請するのは気が引ける…と、毎年頭を悩ませます。
家庭訪問の一人当たりの時間はたったの15分。自宅と職場が近ければ、15分だけ休憩時間に抜けてくることもできるのですが、私は自宅と職場が自転車で30分の距離なので、どうしても無理。
そうなると早退するしかないのですが、既に授業参観・懇談の為に今月は早退や中抜けをしている関係上、「これ以上…」とどうしても思ってしまうのです。
子供の数だけある授業参観と懇談会と家庭訪問…毎年毎年、春と秋と年度替わりにあるので、その都度頭を悩ませています。
PTA活動へのかかわり方
いつもPTA本部の方を見ると、ありがたいなぁと思うのですが、正直、自分がやるか?と聞かれると絶対やりたくないのがPTA役員。
児童数が多い学校ならば6年間一度も役員にならずに済みそうですが、我が子の通う小学校は6学年ともそれぞれ2クラスなので、それは無理そう。
PAT役員を1度経験すると2年は役員を免れる制度などもあり、子供が低学年のうちにやっておいた方がよいよという声も有り、毎年迷います。
なによりも引っかかるのは、活動が全て平日の昼間なこと。共働きフルタイム会社員だと、仮にPTA役員になったとしても、責任をもって職を全うできなさそう…。
コミュニケーションが複雑化
先生とのコミュニケーションは子供頼み
保育園では、お迎えに行くと必ず先生がいるので、直接その日あったことや子供の様子など逐一報告を受けることができました。
しかし小学校に上がると、基本的に先生と直接話すことは無くなります。何か伝えたいことがあれば連絡帳を書きますが、口頭でやり取りすることはありません。
その為、先生と話す機会はほとんどなく、先生とコミュニケーションを図る機会はほぼ皆無です。
何か気になることがあれば電話して聞けば良いのですが、先生も忙しいだろうし…と思うと気軽に電話もできません。
私は、ちょっとした確認や伝言だけなら連絡帳に記載し、明らかに子供の様子がおかしい…等の深刻な時は、電話をかけて確認するようにしています。
友達とのコミュニケーションが見えない
日時や場所を正しく指定して守る「約束」がうまくできなかった保育園時代とは違い、小学校に入ると、子どもは少しずつ行動範囲を広げていきます。
すると、子ども同士のケンカやぶつかり合いもちょっとずつ複雑化してきます。さすがに1年生で「いじめ」まではいかないものの、泣かされたとか無視されたとか…。
その日あった出来事をなんでも話してくれる子供ならまだ変化に気づきやすいですが、そうじゃない子も多いです(うちの子もあまり話しません)。
そのため、子供の交友関係が見えづらく、気付いた時には結構な大ごとになっていた…なんて状態になっていたこともありました。
事実、長男が小4の1年間は、本当に何度担任の先生と個別面談をし、携帯に電話がかかってきたことか…。
子ども同士のトラブルがあって学校に呼ばれるとか、心配事が続くようだと、それが大きなストレスになり、仕事&育児の両立の負担になってしまいます。
具体的な壁<入学後>
夏休み・春休みなどの長期休暇が待ち受ける
忘れてはいけないのが、長期休暇の子供の過ごし方です。過ごし方のほかにも、それはたくさんのやるべきことが親に待ち受けています。
- 学童で食べるお弁当
- プールなどの登校日の管理
- 朝顔等の観察日記
- 夏休みの宿題
- ラジオ体操
登校日やプール実施日等の管理をし、学童に直接行かないように子供に声をかける必要があります。また、小1の夏休みは朝顔を自宅に持ち帰るので、毎日水やりも必要です。
ラジオ体操がある期間は集合場所までの送迎(我が家のエリアは歩いて行くと20分程かかる距離の場所で集合でした)も地味にしんどかったです。
学童で食べるお弁当も毎日準備しなければいけないですし、夏休みの宿題の丸付けや、自由研究や自由工作のお手伝いも待っています。
親は通常通り毎日仕事であるにも関わらず、確実に学校がある期間よりやることが多くなり、本当に地獄の日々です…。
私はこうして乗り切った!フルタイムママの小1の壁攻略方法
入学前
説明会や健康診断
入学前健康診断は1時間程なので会社を中抜けさせてもらって対応し、半日入学は本当に半日かかるので潔く早退しました。
有給が半日や1時間単位でとれる会社であるならば、それぞれ有給で対応しても良いかもしれませんね。
物品購入
学校用品については、購入すべき一覧表が貰えるので、学校で購入する以外に自分達で準備しなければいけないものはリストアップしてしっかり把握し、一度に購入しました。
ネットで購入するという手もあったのですが、私は娘のお気に入りのキャラクターやデザインがあると思ったので、休日に一緒に買いに行きました。
普段一緒に過ごす時間が短い分、こういう時に思いっきりスキンシップして子供との時間を大切にしています。
イオンやトイザらス、ヨドバシカメラや西松屋などですと一度で全て揃う上に、種類や在庫も豊富でオススメです!
名前付け
教科書類はネームスタンプ、持ち物はすべてお名前シール、布製品にはアイロンシールで対応しました。そして鉛筆は名入れ鉛筆を購入。
時間に余裕がある方は、全てご自身で記名されても良いと思いますが、私はどうしても時短したかったので、上記の方法を選択。
勿論、それぞれに費用は掛かりますが、3月は年度末で超多忙だった私は背に腹を変えられず、お名前シール様様でした!
学童選び
我が家は長男のときは民間、長女の時は公立を選択しました。それぞれのメリットとデメリットは以下のような感じです。
公立の学童 | |
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メリット | デメリット |
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民間の学童 | |
メリット | デメリット |
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それぞれ、メリット・デメリットがあるので、ご自身のご家庭に合う方法を選択してください。
入学直後
登下校問題
今回、長女が入学したのですが、長男が既に同じ学校へ通学していたため、集団登校のない学校の為、登校は長男と一緒に行かせています。
前述した通り、私が一番家を出るのが早く、主人が子供たちを見送ってくれているのですが、主人が朝早いときは子供達だけで戸締り施錠をして登校しています。
学童終わりの下校は、長男に頼っています。というのも、集団下校で返ってくる長女を学童前で拾ってもらい、一緒に帰ってきてもらっています。
ただ、「今日はお兄ちゃんがいなかった!」が早くも3日目から発生し、結局長女一人で帰ってきた…ということもあるので、気休め程度ですが…。
念のため、長女が一人で登下校できるように、入学前の休日に、何度か小学校や学童までの道のりを一緒に歩いて練習しました。
やはり女の子の方がしっかりしているので、道はすぐに覚えてくれたので一安心だったのですが、交通量が多い道路なので、それは今も心配です。
下校後の預かり先の確保
現在は、パート勤めの私の母(子供達にとっては祖母)が18時頃に自宅に来てくれるまでは、子供達2人で過ごしています。
長男が習い事のある日は、17時過ぎから18時頃までの1時間ほどを長女のみで過ごすこともありますが、本やゲームやおもちゃ、何を使っても良いと伝え、留守番してもらっています。
しかし、長男が1年生に上がるときは、まだ私の母も現役でフルタイムで働いていたので、頼れる人がいなかったため、かなりの力技を使っていました。
小1の子供に30分バス移動させて学童に通わせた結果
というのも、小学校近くの公立の学童ではお迎えが不可能だったため、通園していた保育園に併設している民間の学童に通って貰っていたのは前述した通りです。
小学校終わりに自分でバス停まで行き、30分程バスに乗り、学童へ通っていたのですが、バスで寝てしまい乗り過ごす、バスの中で迷惑行為を行いクレームを受ける、極めつけは交通事故にあい警察から連絡を受ける…本当に大変でした。
キッズ携帯を持たせてGPSで居場所を管理し、乗り過ごした場所がどこなのかをすぐに確認できるようにし、学童の先生に迎えにいってもらったり…
バスの中で迷惑行為をしていまい、お叱りのお電話が小学校に入ったときは、しっかりと子供となぜ駄目なのかを話し合いました(それでも繰り返すのが子供ですが…)。
移動中にタクシーとぶつかり、警察と消防から電話があったときは一気に血の気が引き、長男の顔を見るまでは生きた心地がしませんでした。
幸いにも軽い打撲だけで済んだのですが、さすがにあの時ばかりはここまでして働き続けている意味は何だろう…と本気で悩み落ち込みました。
ですが1年もたつと、乗り過ごしても自分で戻ってこれるようになったり、きちんと座って待てるようになったりと落ち着きを見せてくれるようになりました。
お弁当問題
入学前の1週間と入学後の1週間はお弁当がなかったため、娘の為に作り続けました。
毎朝、お弁当を作るために30分早く起きるのを2週間…貴重な睡眠時間が削られるのは本当にしんどかったのです。
でも、娘も頑張って学童に行ってくれている、そう思うと私だけがしんどいというのはおかしい気がして、頑張れました。
ただ、これが長期休暇になると約3週間続くことになりますよね。さすがに3週間、毎日作り続ける自信は…ありません!
今回、娘と話し、週5のうち、2日はお弁当、2日はパン、1日はおにぎりでも良いよ…というありがたい申し出が。
お弁当を作ることがストレスになってイライラに繋がるよりは、こうやって少し手抜きさせてもらえるポイントを探るのも大切なことだと思っています!
宿題チェック問題
子供との約束で、宿題は学童で必ず終わらせることというものを作りました。なので、私が家に帰った時には、机の上にノートやプリントが置いてあります。
一緒に時間割表も置いてくれているので、宿題の範囲をチェックしながら、宿題の中身もチェックしていきます。チェックしながら音読も聞きます。
宿題チェックは絶対に行ったほうがよい!と思うのは、チェックしていると、明らかに理解していないな…という箇所に出会うときがある為です。
特に算数だと、一つ理解できていないとその単元全て間違うことになるので、早めに対処することが出来ます。チェックしながら「ん?」と思ったときは、子供と一緒に見直しを行っています。
行事尽くし問題
今回、私がとった方法は、長男と長女の家庭訪問の日を同じにして貰って、時間をずらしてもらう事。なおかつ、ノー残業デーに合わせてもらいました。
こうすることで、中抜けや早退することなく対応することができ、会社に迷惑をかけずに済みました。
授業参観や懇談会で中抜け・早退をしていると、どうしても言い出しづらいです。会社にノー残業デーがあって良かった!!
ただ、次女の懇談会はまだ残っているので、結局また中抜けさせてもらわないといけないんです…。
理解のある職場の同僚や社長には感謝していますが、そこに甘えることなく、自分で何とか調整できることがないかはしっかりと考えています。
入学後
長期休暇の過ごし方
プール実施日や登校日は、必ずカレンダーに記入し、目立つように赤く丸を付けています。もちろん、その日の朝にも本人へ伝えます。
「今日は学校に〇時に間に合うように行ってから学童だよ」と、持ち物のチェックも同時に行います。
基本的に夏休みの宿題は学童で行ってもらうので、家でやることはありません。休日にまとめてまるつけをし、間違っている場所は直してもらい、再度丸を付けます。
工作や研究、読書感想文は、お盆の期間に一気に一緒に取り組みます。絵日記や朝顔の観察日記もこまめにチェックをしないと、大抵白紙です…。
長男は夏休みの宿題は7月中に自主的に終わらせるタイプだったので、8月は工作や研究、読書感想文に時間を割けました。
もし、お子様がマイペースでなかなか宿題が進まないタイプだとしたら、こまめな声掛けが必要かもしれません。でないと、2学期始業前に全部対応しなければならないという地獄が待っているかも。
短時間でも子供を幸せにするコミュニケーション術
小1の壁にぶち当たった時、退職や転職も1つの方法です。なぜならば、小1の壁を乗り越えるには、協力者がいるかいないかが大きく関わってくるからです。
環境によって、選択肢も増減し、それぞれとるべき策は違うと思います。でもきっと、大抵の方がこう思われているのではないでしょうか。
「子どもに寂しい想いまでさせて働き続ける意味ってなんだろう…」
確かに、我が家も子供がたくさん我慢しているのは伝わってきますし、寂しいと言葉にだして言われたことも1度ではありません。でも、じゃぁずっと一緒にいればそれでよいのか?私はそれは違うと思うんです。
一緒にいられる時間が短いからこそ、その時間を大切にする。時間ではなく、密度の問題だと私は考えています。
休みの日は長男・長女・次女それぞれと10分でもいいから2人きりの時間を作ったり、ぎゅっと抱きしめてスキンシップをしたり、学校や友達との出来事をゆっくりと話してもらいます。
普段忙しいと、たまの休日くらいゆっくりしたい…というのが本音ではありますが、午前は自分の時間、午後は子供との時間…などときめて、私は子供との時間を楽しむようにしています!
まとめ
共働きやひとり親世帯において、子供の小学校入学を期に、仕事と育児の両立がむずかしくなる「小1の壁」。
その要因は1つではなく、複数が複雑に絡み合っていて、なんだかとてつもなく高い壁のように思われがちです。でも、大切なのは一気に全部を登ろうとするのではなく、1つひとつを確実に越えていくこと。
パートナーや祖父母の協力があれば心強いですが、平日ワンオペだった私でも、2度の小1の壁を乗り越えることができました。
決して焦る必要はありません。大人だって、新しい人間関係・新しい環境になじむまでには時間がかかります。ましてや子どもたちはまだ6歳。
子供と一緒に親も成長していきます。「小1の壁、そんなんあったわね~」と数年後、必ず笑い飛ばせるようになりますよ!